play to earnゲームは、現実の価値に結び付けないと続かない
play to earnのゲームは可能だろうか?
それを考える上で、リアルな日本円に換金するための「原資」が何なのかが重要である。
原資とは、もっといえば、誰かがお金を払うような現実社会における価値。
STEPN(ステップン)というゲーム、歩いた距離に応じてお金がもらえる仕組みで、一時期もてはやされた。
が、これは原資が結局、新規加入者の課金やブロックチェーン通貨の値上がりを担保にするものだった。
つまり、現実社会において何の価値も生んでいないので、私は全く取るに足りないものだと一瞬で悟った。
次に、RMTはどうか?RMTをOKにしてしまえば、ある種すでにplay to earnは現実化している。
例えば、ポケモンのレアカードを自分のゲームでゲットして、他の人に日本円で売却すれば稼げる。この場合、原資は希少なアイテムを所有するという所有欲を満たす価値といえる。
ただ、RMTはゲーム内の秩序を保つのが難しく基本的に運営者が禁止している。
では、他にどんな原資がありえるか?
広告宣伝費として、ゲーム会社が負担するというのは1つの考え方かもしれない。これは、ホリエモンチャンネルに出てたゲーム会社の人が言っていたことだが、お金が稼げるゲームというのが維持できれば、それ自体が集客効果になるので、ペイするかもしれない。
これは、バランスが難しそうだが、原資としては集客という価値の源泉があるのでありえる。
また、例えば、STEPN(ステップン)であれば、歩くというところに関連づければ、保険会社や政府の予防医療の部門などからお金を取るということも考えられる。
また、今のエネルギー効率では無理だが、例えば、エアロバイクのようなもので走れば走るほど、発電をして価値を生むというようなゲームも考えられる。
というか、
いきなりで恐縮だが、
突き詰めて考えると、貨幣経済は、人間が社会(他の人々)に価値をもたらすためのゲームといえる。
こんなメタバースよりリアルで、解像度の高いゲームがあるんだから、
このリアル人生ゲームを楽しんだほうがいいのでは?
と思ってしまった。