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スピード以外の勝ち筋を

先日、pivotのオープンハウス特集を見て思ったこと。

オープンハウスは、
「ツーコール鳴らしたら死刑」「行こうぜ1兆2020」「狂人走不狂人走」など独自の体育会スローガンや社訓がある。

そのど根性社風は、経営をしている自分からすると魅力的なものに見えるが、
ただ、正直しんどい、というのが本音。

これを従業員に求めるためには、それなりの対価が必要。長期的には従業員の能力開発になるよ、というのがその根幹にはあるはずだ。以下にそのことを書いた。

ただ、
そもそも、
こういう根性系がビジネスで強い理由が、
グローバル資本主義での競争力の源泉が「スピード」であるからだ。

結局、勝つためにやるべきことは、業界に入れば鈍感でない限りだいたいわかる。だから競争力の源泉は、それを実行すること、さらにいえば、早く速くやることになる。

そして、それをやったとて、すぐに競合に追従される。そして、独占は国家的に禁止されている。

その前提においては、もうスピード勝負しか本質的にはなくなる。

何がしんどいかというと、
ずっと神経を集中させてあることに長期的に取り組むということをしないと、すぐに競合にやられてしまうということ。
この原理は、小さな企業にはもちろんだが、GAFAMのような巨大企業においても同じ。いくら競争優位を築いても、競争は過激で気を抜くとすぐに没落してしまう。

スピード勝負にならない何か原理はあるものだろうか?

そういう仕組みができれば、社会主義までいかなくても資本主義の調整で社会はまだよくなるような気もする。

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