読書note32「ほんとうのリーダーのみつけかた」梨木果歩
梨木果歩の講演会の書下ろし。「僕は、そして僕たちはどう生きるか」を書いた後の、若い人向けに講演会だったらしい。
そのとき、ああ、やってしまったよーとか、しようがないなあ、とか、ためいきをついているひとはだれ?
でも、それはだれにもわからない。それがわかっているのはあなたしかいません。あなたのなかで、自分を見ている目がある。いちばん大切にしないといけないのは、(中略)、この自分のなかの目です。
そう、あなたの、ほんとうのリーダーは、そのひとなんです。それは、「自分のなかの目」でもあります。そのひとにぴったりとついていけばいい。
群れに所属する前に、個人として存在し、盲目的に群れに自分を明け渡すことなく、考え続けることができる個人であれ!と彼女は、おだやかに、でも、どこか熱いものを感じる言葉で伝えています。
順番が逆だけど、「僕は、そして僕たちはどう生きるか」を読もうと思います。