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50代で親孝行ができた話

遠く離れた田舎で暮らしている高齢の両親に、
なにか親孝行がしたいと常々思っていた。

ただ、父の日や母の日、誕生日などをきっかけに
「何か欲しいものはない?」と聞いてみても
「なんもいらん」としか言ってくれない。
逆に
「お金は足りてるのか?小遣いを送ろうか?」
なんて言われる。
小遣いって…自分もう50代なんだけど(笑)

そんなある日、電話で近況報告していた時に
「自分、終活しようと思って終活アドバイザーの資格を取ったんだ」
と伝えると、いつもは私に何も頼んだりしない親が

「そうなん?すごいね ‥今度終活の相談してもいい?」と言ってくれた。

私には素振りさえ見せなかったけど
きっと老後の生活について色々な不安や悩みがあったのだろう。
法律家に相談というのもまだまだ敷居が高い。

親孝行ができる。
それだけで、この資格を取って本当に良かったと心から思いました。

「もちろんオッケーだよ。今度帰るまでにもっと勉強しとく。」


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長岡靖仁
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