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彫刻は未来を灯す明かりとなって

その宿に設置された彫刻にもふれて



彫刻の街、井波。そこでTATEGU-YAという名の宿に
泊まった。元は建具の工場で、空間が新しく作り替え
られて宿となっている。そこには様々なオブジェが
飾られて、その中で目を引いた木彫の彫刻。それは
宿の象徴的な存在となり、その優しげな表情を持つ
作品は、宿を訪れる人を優しく出迎えてくれている。

宿の玄関ホールに設置されたやわらかな雰囲気の彫刻に
出迎えられて。そのたたずまいに引き寄せられて
 やさしげで、穏やかで、かろやかな表情や
角度によっては凛とした強さも感じたり
ふわりと動きもある魅力的な作品で
吹き抜けにかかる梁の上に座るのも
田中孝明氏の作品で、楽しい気分に。そしてあともう一体は
2階の廊下の突き当りの窓枠に。3体の作品はこの宿のために
作られて、そして宿はやがてBed and Craftという名へと
彫刻は人と人をつなぎ、新たな創造のきっかけに

あらためて作品ができていく様子に感動を覚える

さまざまな表情をもつ作品たち

TATEGU-YAは田中孝明さんの作品の始まりの場所に

トモル工房による彫刻は未来を灯す明かりとなって



宿には彫刻やオブジェが散りばめられて。玄関ホールに
設置されたのは躍動感のある馬の像

馬の彫刻といえば、九州芸文館を思いだす

宿の名前はTATEGU-YAで、ここは以前は建具の工場で
当時の記憶をつなぐ道具が壁面にアートのようにも
そしてリビングの飾り棚には様々なオブジェ
古代の人のオブジェや
有機的な形の家のオブジェに
デフォルメされた豚のオブジェ
もちろんピクトサインにも目を留めて

旅の思い出や記憶をつなぐピクトサイン

旅先にある彫刻に引かれている。その土地ごとの文化
を表現するものや、各地にちりばめられている作家の
作品、名もなきオブジェや小物たち。トイレのピクト
サインでも場所が変われば彫刻のように見えてくる。
旅先にある空間やオブジェ、それぞれのデザインや
関係性やつながりなどを楽しみつつ旅を続けている。

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