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湖の側の茶房とBarと別荘と

もくあみの杜を後にし、また金鱗湖へと戻ってきた。
湖の側の建物には、茶房とBarが入っている。昼は
天井桟敷という茶房、夜は山猫というBarに変わる。

金鱗湖につながる水辺の空間を進み
湖の側の雰囲気のよい建物へ
2階には茶房 天井桟敷とBar 山猫

茶房を訪れてみると順番待ちの状況で、しばらく
待つことに。1階にある鍵屋という土産物のお店
に入ったり、周囲を散策するなどして時間を過ごす。


期待を胸に訪れるもかなりの順番待ち
まずはトイレ休憩をして待つことにしよう
建物にはテラス席も増築されている
それは古い建物にあわせて馴染むように
テラス席の先の階段を降りると
新しくトイレも増築されている
建物の通り抜けの土間にもつながっていて
床の仕上げにひかれながら
通り抜けの土間の吹き抜けも楽しむ
市松模様に配置されたガラスブロック
土間に面する土産物店の鍵屋には
木工品やうつわ、食材など、洗練された品ぞろえ
土間を抜けて建物を見上げる
苔に包まれたつくばいに情緒を感じつつ
庭を建物を楽しみながら時間をすごす
鍵屋の内部も楽しんだ
向かいには旬の山の幸にこだわる料理屋の
茅葺きの屋根の湯の岳庵
自然を楽しみつつも時間をすごし
天井桟敷の窓からの風景を見てみたいと思うも
まだかかりそうなので、残念に思いつつ建物を後に
江戸期の造り酒屋を移築されたという建物
増築されたトイレの外観にも感心しつつ
茅葺屋根の建物のほうへ
獏の木鼻彫刻を楽しみつつ
窓枠にとまるフクロウを見上げる
建物を振り返る。山並みと雑木につつまれた風景が心地よい
そしてその先にある小さな茅葺き屋根の門
ここは亀の井別荘の入り口。今回はここまでに

その茅葺きの門の奥には、静謐な時間が流れている。

原研哉氏の目に映る亀の井別荘。洗練された空間だ


金鱗湖の側に建つ茶房とBARと亀の井別荘。水辺の
雑木林の中に佇む建物の雰囲気がよい。亀の井別荘
の入り口は小さな茅葺きの屋根の門構え。その先に
広がっている別荘の風景や空間に期待感を抱かせる。

1911年に亀の井旅館を創業した油屋熊八が、その片腕
の中谷巳次郎とともに、1921年の大正時代に貴人を
もてなすために金鱗湖の側に建てたのが亀の井別荘。
そして孫の中谷健太郎氏は、1962年に亀の井別荘を
継がれ、ヨーロッパ各地を視察するなど、まちづくり
を学ばれ、ゆふいんを国内有数の温泉地に育てられた。

28歳、亀の井別荘を継ぎに東京から故郷のゆふいんへ

1971年、ヨーロッパを視察しまちづくりを学ばれる

1975年の地震から立ち上がるため町はひとつになる

そして中谷氏は、ゆふいんの歴史を記憶へと残す


亀の井別荘には足を踏み入れてはいないが、歴史を
知る程に身近に感じられるものがある。いつかそこに
込められた想いを感じに、ゆっくりと宿を訪れたい。

また、茶房の天井桟敷も訪れることはできなかったが、
BARにはまた戻ってこようか。これから美術館を巡り、
ゆふいんの町を楽しみ、温泉にも浸かってなどと予定
を思い浮かべる。帰りに予約している特急に間に合う
ように。ひとまず自転車で走りながら予定を考えよう。

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