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宇治には物語がある

うさぎに案内されるように展開する動画

最後のシーンには平安時代の源氏物語

それは紫式部によって書かれた日本最古とも伝わる
全五四帖からなる長編の物語。そして最後の十帖は
宇治十帖ともよばれていて、宇治が主な舞台となる。
平安時代に貴族の別荘地であった宇治。当時の貴族
は別荘で御堂にこもり、仏に祈るという習慣があった
ことから、宇治の地がその舞台に選ばれたともいう。

宇治神社を後にして、さわらびの道と呼ばれる
緑に包まれた小道を進んでいく
その先では触れ太鼓と掛け声が響く
4年ぶりに巡航していたという神輿。祭礼の風景を抜け
また静かな小道を進む。道中には江戸椿の品種のヒカルゲンジ
宇治は源氏物語のゆかりの場所
もみじに包まれた風景の先に建つ
源氏物語ミュージアム。太陽の光に輝く
もみじの青と、木漏れ日の風景を楽しみつつ
緑の風景を取り込むミュージアムの中へ
百人一首のこの歌は宇治が詠まれたもの。宇治にまつわる
モチーフの展示をたどり、光に満たされた通路の先には
宇治川の風景。宇治には川の景色が広がっている
源氏物語の最後の十帖の舞台でもある宇治
宇治の間は宇治十帖にちなんだ展示室
五十一帖の浮舟。和歌にはかわらぬもの、移りゆくものを
早わかり源氏物語のパネルにて
最後の十帖についてふれる
ミュージアムでは宇治にまつわる展示も続き
建物のデザインにもなりそうな源氏香
その香りは様々な原料からなり
ここは五感で楽しむミュージアム
展示には源氏物語の舞台となる平安時代の文化についても
当時の情景を展示によって思い浮かべつつ
源氏物語の舞台となる六条院の模型も
でもやはり気になるのは遊びについて
囲碁や貝合わせや偏つぎに、一番左の台の上には
平安時代にもすごろく。日本にもボードゲームの歴史がある

子供が大きくなり機会は少なくなったけどこれからも

遅ればせながら建物の案内図も
無料エリアの情報ゾーンには、外部とつながるガラスの通路
中庭の風景も楽しみつつ
外部の緑も取り込んだ建物内部を楽しみつつ
最後に、入り口に設置された源氏物語のパネルは

京都アニメーションによって手掛けられた

建物は平安時代の優美さを継承しつつ
緑の奥にひっそりと建っている

建物と緑の美しい風景を動画でも

360度で建物内部ももう一度楽しんで

そしてここは光る君への舞台でもある

宇治には物語がある。源氏物語ミュージアムが伝える
物語。もみじのトンネルを抜け、現代から平安時代の
展示風景へいざなわれる。緑に包まれた建物は、季節
の流れや移ろいを映しだすことだろう。宇治にある
変わらないもの、変わりゆくもの。1000年もの前の
源氏物語を携え、宇治は未来へ街の物語を綴っていく。

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