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彫刻を眺めるように建物を楽しんで

楽しみながら時間があるかぎり建物を楽しんで


富山の街に建つ美しい文学館へ。せっかく訪れたけど
その日は休館日。富山の旅では時間があれば訪れよう
と思っていた建物。せめてその外観デザインだけでも
楽しんで。そのシンプルな佇まいや質感のある外壁も。


サンシップとやまを後にして、せっかくなので側に建つ建物へ
残念ながら休館日。それでもせっかくなので可能な限り
楽しんで。角度を持たせた軒天の木のルーバーが美しく
外壁に用いられるのは富山の主要産業であるという
アルミの鋳造パネル。パネルは和紙のような風合いで、
万葉の歌に詠まれたという植物の葉の模様も転写される
内部空間は訪れられないけど、可能な限り寄ったり
引いたりしながら建物を様々な角度で楽しんで
その現代彫刻的な佇まいの建物の周りを
松の木との関係を楽しみながら
建物を彫刻を楽しむように眺めつつ周囲をめぐり
建物の背面へ。隙間によって連続する直方体の形は強調されて
壁面のパネルの模様は一枚ごとに異なるものに
和紙のような質感のアルミパネルが、建物に柔らかな表情を
建物の周囲をめぐりながらサルスベリの咲く風景をたどり
建物の周囲の環境との関係を楽しんで
シンプルな建物の壁面に映えるサルスベリの花
建物はランダムな形状のアルミパネルで変化をつけられて
建物の周囲をぐるりとめぐり、高志の国文学館を後にして

高志の国文学館では、次の未来へ向けて2022年に

新館長は室井滋さんへ。文学館の広がりが期待されて

県立4ミュージアムの楽しいPR動画もその一環で

今回の旅で訪れることのできた富山県美術館

創建築事務所が手掛ける富山県水墨美術館や

立山博物館にはまたいつの日か

そして高志の国文学館では、休館日でも建物の形状や

周囲との関係性、外壁仕上げの魅力にもふれた

内部の空間は動画にて楽しんで


高志の国文学館。旧県知事公館が改修され、展示棟が
増築されて2012年に開館した建物。万葉の時代から
続く越中文学に関する文学館として、文学のみならず、
絵本、絵画、漫画等も楽しめる施設に再生されている。

外部から眺めることしかできなかった富山の街に佇む
文学館。建物の楽しみは、外部から彫刻のように眺める
こと、内部空間を楽しむこと。建物が彫刻と異なるのは
内部空間を有し、内部からの視点を持つことでもある。

内部の空間を歩く。体全体でその空間を感じ、様々に
視点を変えながら進む。内部に広がる空間に、外部と
のつながりを感じながら、取り入れられた光をたどる。
今回は残念ながら、内部空間には訪れられなかったが、
それはまたの機会にし、いつかの富山の旅の楽しみに。



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