長崎でつながる祈りの地
軍艦島ミュージアムのすぐ側の坂を上れば白い外壁の
天主堂の姿が見えてくる。1864年に建設され、1879年
に改築されて今の姿となった大浦天主堂。この建物の
正式名称は日本二十六聖殉教者聖堂といい、西坂で
殉教した二十六聖人のために建てられた教会である。
日本二十六聖人に捧げられた天主堂でもある
拝観順路のページで大浦天守堂の詳細も
大浦天主堂は信徒発見の奇跡の舞台に
大浦天主堂の成立がよくわかる動画も
大浦天主堂は1933年に日本で初めて、西洋建築として
国宝に指定されるも、1945年、爆心地から直線距離で
4kmの位置にあったその建物は甚大な被害を受けた。
建物の崩壊はまぬがれて、その後5年の歳月をかけ
1952年、修復が完了し再び国宝の指定を受けている。
1597年に西坂の丘で殉教した26人の聖人に捧げる
教会堂として建設された大浦天主堂は、1865年に
信徒発見の奇跡の地となった。二十六聖人の祈りは
後世へと届いたのであろうか。そしてまたこの教会
で捧げられる祈りも未来とつながっていくことを
願う。長崎の旅は、祈りの地をめぐる旅でもある。
長崎に流れる歴史と風景を感じる旅を続けよう。
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