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彫刻をたどりながら旅を続けて

街に散りばめられた彫刻をたどりながら

姫路の街を北へ進む。姫路城を遠くに眺めつつ、堀の横
に広がる公園の並木を進んだ先には姫路市立美術館。
その建物の前には、屋外彫刻が立ち並ぶ広場がある。
美術館の展覧会に入る前に、まずは彫刻を楽しんで。


姫路城の周りに広がる公園をたどり
前庭に彫刻が立ち並ぶ姫路市立美術館へとやってきた
笠置季男による 現 象 彫刻に込められた思いと意図を
感じながら、緑と赤レンガの建物の風景を進み
様々な屋外彫刻に目を留めて
木内克による  エーゲ海に注ぐ という作品は
前庭の中央で姫路城と美術館を背景にして立つ
かつて見たそのシルエットの彫刻は

福岡市立美術館にも設置されている

彫刻が立ち並ぶ風景をたどりつつ
建物に入る前にまずは前庭をぐるりとめぐる
桑原巨守による 姉 二人の関係性が形に

桑原巨守の作品には御堂筋でも

もちろん彫刻だけでなく赤レンガの建物も楽しんで
それを背景に躍動感あふれる彫刻は山脇正邦による 髪 
建物に沿って立つ様々な彫刻をたどり
こちらは峯田義郎による  地平線の午後 。見つめる先に
あるものは何か。伊東傀による その水着の女。作品には
作者の思いが込められて、様々な形が与えられる
前庭をぐるりと回り、右手にの  うずくまる浴女は
アントワーヌ・ブールデルによって。同じく迫力のある作品は
前庭の中央にも。作品名は  モントーバンの戦士
ブルーデルの作品にはひろしま美術館でも出会った
美術館の入り口の前には本郷新による 花 束 
今までに見た氏の作品とは異なる雰囲気で
美術館の入り口の前で対になって訪問者を出迎える
花束と名付けられた彫刻の形を楽しんで

本郷新の作品との最初の出会いはここから

もう少し先には淀井敏夫による  彫刻海の鳥と少年 
細い線で構成された動きのある作品に
前庭をぐるりと周り、アプローチに沿って設置された
夜の宴という名のフクロウの彫刻

向いには  袋もつ鳥。どちらも山本常一によるもの

鳥のオブジェの様々な表情も振り返る

姫路市立美術館の彫刻が並ぶ前庭では

中谷芙二子によるアートプロジェクトも

それは霧の彫刻として、風景全体を作品とし

幻想的な空間を作り出す。その日は残念ながら

その光景に出会うことができなかったので動画にて

旅先の彫刻。風景の中にたたずむ姿。それらは作者に
より様々な特徴的な形となり、観るものにいつか見た
風景を思い出させる。彫刻により旅の風景はつながり、
頭の中に過去の記憶がよぎる。次の旅では、どんな彫刻
に出会えるだろうかというのも、旅の楽しみのひとつ。

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