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御堂筋に立ち並ぶ彫刻も楽しんで

御堂筋に建ち並ぶ建物の風景を眺めながら


大阪のメインストリートの御堂筋には、市民や国内外
の来訪者に親しまれる豊かな芸術や文化の整備の一環
とし、企業等からの寄付による彫刻が設置されている。
その多くは淀屋橋の交差点から本町通りの間にある。


彫刻作品もたどりながら御堂筋を楽しんで
後ろにそった体のラインが美しい作品
踊り子シリーズは長年に渡り制作されたテーマであるという


次は、ワインで有名なボジョレー地方の若い女性を
頭にブドウを載せた姿で、衣装も隅々まで繊細に
富永直樹の作品に長崎の旅を思い出す

それは長崎県美術館の屋上庭園の作品や

長崎県庁舎の若き日のシーボルト

平和祈念公園の被爆50周年祈念事業碑も


そして通りに面して立つ彫刻に寄ってみたり
引いてみたり。すらりと伸びる長い脚のシルエットが美しく
水から上がった少女がみずみずしく表現される


次は質感もデザインも大きく異なって
形而上の絵画が立体の彫刻として表現された
ジョルジオ・デ・キリコによるギリシャ神話が主題の作品

そのデ・キリコ展は2024年9月からは神戸へと

謎が謎を呼ぶ作品の数々。また機会を見つけて

次の作品も抽象的な形状で
天から落ちてくる神の声を受け止める人間を表した
日高正法による啓示という作品

次には躍動感にあふれた作品。少女の手の中の鳩は
今にも空へと飛び立ちそうに。その作品では
少女の上に広がる大空が表されて


その先には身をよじるように立つ
イヴ。国立西洋美術館にはイブとアダムも設置されている
オーギュスト・ロダンの作品は

国立西洋美術館にカレーの市民や地獄の門があり

スキュルチュール江坂にはバルザックの最終習作


そしてこの特徴的なふくよかなシルエット
ユーモラスで温かく、何よりダイナミックな
フェルナンド・ボテロの作品

過去に出会った鳥の彫刻や

猫の彫刻もふくよかなシルエットで


そして今回の最後の作品は、立体と平面の表現が組み合わさり
そこには具体と抽象が入り交じる
女のトルソという作品。作者のオシップ・ザッキンの作品は

ブリーゼブリーゼやスキュルチュール江坂にも


いつものように人物の彫刻も楽しんで

御堂筋彫刻ストリートの解説も参考にして

今回は番号にすれば16〜24までの作品を楽しんだ。
彫刻作品は、角度を変えれば見え方も変わってくる。
御堂筋に面して設置されているので背面から見るの
は難しいが、通りを歩きながら眺めれば、その表情を
変えていく。そして作者や作風を振り返れば、いつか
の旅にもつながって。残りの作品にもまたいつの日か。



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