
その建物は彫刻のまちで生み出される作品の器となって
旅の最後の朝。早朝の散歩の途中に
通りがかった井波彫刻総合会館。宿に戻って朝食を
とり、あらためて家族みんなで建物を訪れた。日本
遺産にも認定された井波のまち。井波で生み出された
様々な彫刻作品が、その建物の中にも展示されている。


いつものように写真とともに。内部は変化のある空間で



宿泊した宿でもその美しい彫刻にふれて







前川正治氏は様々な作品を前川 大地氏と共に



神戸にある竹中大工道具館では企画展も
また木の彫刻を生み出す大工道具も見に行こう








旅先で出会う龍のモチーフとも比較したり





光を帯びる銅と、木の素材感の違いも楽しんで



分節化された建物は様々な形で外観と内部を構成する

日本遺産に認定された井波のまち
高岡の街にも日本遺産。それぞれの場に流れる歴史や
物語にもふれながら、受け継がれる風景の中へ
また井波彫刻を海を越えて沖縄へも
1993年に建設された井波彫刻総合会館は、イギリスの
建築家のピーター・ソルター氏により手掛けられた。
あらためて平面を見ると、その複雑さが際立っている。
ただ建物は背景となり、井波のまちから生み出される
彫刻作品の器となる。今回の旅で、井波というまち
の存在と、そこに流れる歴史と、未来へとつながって
いく風景にもふれた。日本一の木彫刻のまちの井波。
次にはそのまちの原点ともなった寺院へと向かって。