有田の町を彩るやさしい色
有田の町を旅した。そこはやさしい色であふれていた。
雛まつりの飾りに、白磁に淡い青、年月を経た壁の色、
さまざまな色合いを見せるトンバイ。有田には400年
の時が流れている。そこには、時間に寄り添うように
淡い色が満ちていた。そして年月とともに、時を刻み
ながら褪せていく色は、有田の風景をやわらかく彩る。
内壁や天井は名尾手すき和紙により当時の姿へ。
初めての有田の町にふれる旅。最初の一歩だ。ほんの
少しだけ有田の歴史にふれることができた。訪れたの
は有田雛やきものまつり時期。町はひなまつりの飾り
付けでにぎやかになる。昔ながらの町並みは、年月と
ともに色は淡く、やさしげな色合いとなる。有田にある
やさしい色の風景を楽しんだ。またいつか訪れよう。