感性によびかける建物や空間
新しい建物は個性的なものもあるが、スマートで洗練
されていて、その時代の空気を映していると感じる。
能登島ガラス美術館を設計した建築家の毛綱毅曠氏
は、形而上の概念を建築にあてはめることに意欲を
燃やしたという。合理的で機能的な建築に意を反する
ポストモダンの時代、毛綱毅曠氏の建築は異彩を放つ。
そして同時代の建築家の六角鬼丈氏が設計し、1980年
に建てられた宗教施設も、感性によびかける建築だ。
六角鬼丈氏の設計といえば宮城県の感覚ミュージアム
が思い出に残っている。