三宅陽一郎さんに聴く「場所の現象学」(2020/5/22)
三宅さんが、Facebookで下記のように呟いたので、すかさず雑談しましょうと持ちかけました。
快くOKもらえて、翌日実行した公開雑談したのがこちらです。
以下は三宅さんの言葉をリアルタイムで抜粋したもの。
「場」を奪われて、人間は代替物を探しているが、ヴァーチャルの中にそれは可能か?
場所を座標と考えるのが「サイエンス」、場所の自分の意味、意識の形の変容を主観的に探求していくのが「現象学」
ゲームを制作するときに、場所が与える経験をどうデザインするかを意識している。
本来、全ての「場所」には意味がないとも言える。「場所」というのは価値あるイリュージョンであった。
今は、場所による意識の変容が使えなくなっている状態。
これまではリアルな場所の力に助けられていた。
有史以来、人は「場所」の力を無反省に利用してきた。
人間にとって「場」は必要なのか?300年後、まだ人間は場に依存しているか?
コロナ明けには、「場所」と「自分」ともう一度結びつけ直す時間がやってくるだろう
場所への依存から脱却しなければいけない。
「場」に集まる意義を再定義する必要がある
主体的に場所を利用するというスタンスでやっていくべきではないか
きっと、場所のもつ可能性をこれから人はもっとうまく使えるようになるだろう。
以上です。
うまく言葉にできないのですが、すごいことを聞いたのだけはわかります。少し自分の中でも寝かせて、また第二弾をやらせてもらえたらと思っています。
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