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トマ・ピケティ「21世期の資本」を英語で読む 3週目

「21世紀の資本」を英語で少しづつ読み進めています。なかなか詳細の説明の部分で理解が追いつかないことが出てきていますが、Chat GPTを家庭教師にして理解の補足をしてもらいながら読み進めています。

15日目:84ページから87ページ

It was not until the twentieth century that economic growth became a tangible, unmistakable reality for everyone. Around the turn of the twentieth century, average per capita income in Europe stood at just under 400 euros per month, compared with 2,500 euros in 2010.

20世紀になって初めて、経済成長が誰にとっても明確で具体的な現実になりました。20世紀の変わり目において、ヨーロッパの一人当たり平均所得は月400ユーロ弱でしたが、2010年には2,500ユーロに達しています。

16日目:88ページから95ページ

The median scenario I will present here is based on a long-term per capita output growth rate of 1.2 percent in the wealthy countries, which is relatively optimistic compared with Robert Gordon's predictions (which I think are a little too dark). This level of growth cannot be achieved, however, unless new sources of energy are developed to replace hydrocarbons, which are rapidly being depleted. This is only one scenario among many.

ここで紹介する中央値のシナリオは、裕福な国々における一人当たりの生産成長率が長期的に1.2%というもので、これはロバート・ゴードンの予測と比べて比較的楽観的です(私は彼の予測が少し悲観的すぎると思っています)。ただし、この成長率を達成するためには、急速に枯渇している炭化水素を代替する新しいエネルギー源の開発が不可欠です。これは多くのシナリオのうちの一つに過ぎません

文中に出てくる語句説明:Trente Glorieuses

「Trente Glorieuses」(トランテ・グロリューズ)とは、第二次世界大戦後の1945年から1975年までの30年間を指し、フランスをはじめとする西ヨーロッパ諸国で経済が急速に成長した期間を表す言葉です。この用語はフランスの経済学者ジャン・フーレスティエによって名付けられました。

ChatGPTの回答

17日目:96ページから99ページ

A society that grows at 1 percent per year, as the most advanced societies have done since the turn of the nineteenth century, is a society that undergoes  deep and permanent change. This has important consequences for the structure of social inequalities and the dynamics of the wealth distribution.

19世紀の変わり目以来、最も進んだ社会が年間1%のペースで成長してきた社会は、深く恒常的な変化を経験する社会です。これは社会的不平等の構造や富の分配のダイナミクスに重要な影響を及ぼします。

18日目:100ページから103ページ

Indeed, it was essentially inflation that allowed the wealthy countries to get rid of the public debt they owed at the end of World War Ⅱ.Inflation also led to various redistribution among social groups over the course of the twentieth century, often in a chaotic, uncontrolled manner.

実際には、第二次世界大戦の終結時に富裕国が抱えていた公的債務を解消するのに、主にインフレーションが役立ちました。また、20世紀を通じて、インフレはしばしば混沌とした、制御不能な方法で、社会集団間で様々な再分配を引き起こしました。

19日目:103ページから109ページ

At this stage, I merely want to stress the fact that the loss of stable monetary reference points in the twentieth century marks a significant rupture with previous centuries, not only in the realm of economics and politics but also in regard to social, cultural, and literary matters.

この段階で、私が強調したいのは、20世紀における安定した通貨の基準点の喪失が、経済や政治の領域だけでなく、社会、文化、文学の問題に関しても以前の世紀とは大きな断絶(=全く違う様相)を示しているという事実です。

ここからPart2 THE DYNAMICS OF THE CAPITAL/INCOME RATION(資本/所得率のダイナミクス)に入ります。

20日目:113ページから116ページ

Capital is never quiet: it is always risk-oriented and entrepreneurial, at least at its inception, yet it always trends to transform itself into rents as it accumulates in large enough amounts -that is its vocation, its logical destination.

資本は決して静的ではありません:それは常にリスク指向であり、起業家精神に満ちています、少なくともその始まりにおいては。しかし、それが十分な量に蓄積すると、常にレント(不労所得)へと変貌を遂げようとします―それがその使命であり、論理的な行き先です。

経済学における「Rent」(不労所得)の意味について:

経済レント(Economic Rent: 経済レントは、資源の供給が完全に固定されている場合にその資源の使用から得られる超過収益を指します。例えば、特定の場所にある土地や特許など、限られた資源から生じる収益は、その資源を保有する単なる事実によって得られるため、経済レントと見なされます。
モノポリレント(Monopoly Rent: 一定の市場や産業で支配的な地位を持つ企業が、競争が限られることによって得る超過収益です。これもレントの一形態であり、競争が少ないために通常より高い価格で商品やサービスを販売できることから生じます。

ChatGPTの解説

21日目:117ページから120ページ

In short, what we see over the course of the century just past is an impressive "U-shaped curve. " The capital/income ratio fell by nearly two-thirds between 1914 and 1945 and then more than doubled in the period 1945-2012.

要約すると、過去の世紀を通じて我々が目にしているのは、印象的な「U字型のカーブ」です。1914年から1945年の間に資本/所得比率はほぼ三分の二に減少し、その後の1945年から2012年の期間にはそれが倍以上に増加しました。

現在まで3週で120ページとなり、このペースで行くと約12週、4ヶ月で読み終わることになります。もう少しペース上げたいですが理解も大切なので慌てず読み進めようと思っています。

また、来週、ご報告します。

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