大人も子供もハマる?高級シャープペンの沼
文房具好きを自認している私にとっては納得というか、身につまされるというか、他人事ではないのですが、日経新聞6月13日付の「ヒットのクスリ」は高級シャープペンについてです。
記事にも出てくる三菱鉛筆の「クルトガダイブ」は、2年ほど前に発売された際に話題になり私も欲しくなって文房具屋さんで探しまわったこともあるのですが、見つけたことがありませんでした。定価は5,500円ですが、メルカリやアマゾンでもいまだに定価の倍程度で販売されています。
さすがに定価を知っていて倍ものお金まで出して買う気にはなれないのですが、興味は今も持っています。
あれ?記事によると沼にハマっているのはα世代とありますが、中高生だけではないと思います。
文具女子博というイベントがあるくらい、大人の女性も文具にハマっています。名前からは女性向けに見えますが、大人の男性も多いです(私も行きます)。
つまり、α世代の親にあたる世代にも良い文具への理解が十分にあり、子供が使うことにも積極的ということです。
SNSのインフルエンサーが中高生の中での認知を深めるという意味で重要だとは思いますが、教育効果を訴求するマーケティングメッセージは、子供だけでなく親にもアピールすることができます。
まとめ
高級シャープペンシルのブームはSNSの影響力とともに、大人の文具好きを背景とした高機能商品への理解という2つの要因によって支えられています。一番字を書く時間が多い(と親が願っている)中高生が良いシャープペンを使って成績が上がってくれれば言うことありません。
文房具市場は、歴史と言ってもいいくらいの定番商品と新たな技術を盛り込んだ商品とが混在してなかなかに面白い市場です。これからもファンとして注目していたいと思います。