「ひゃっか!」を読んで
直木賞作家、今村将吾さんの「ひゃっか!」を読みました。
今村翔吾さんといえば、直木賞作品の「塞王の盾」を始め歴史小説、時代小説家ですが、この作品は現代の高校生の花いけバトルを描いた青春小説です。
作家のイメージからすると意外なストーリーです。しかも、主人公が女子高生ですしちょっとした恋愛感情なんかもあって読み始めは少し違和感も感じてました。
でも、読み進めるうちにすごく面白くて一気に読み終わってしまいました。
情熱とか泥臭さとか、心が熱くなるような文章とか。この点は、「塞王の盾」も「ひゃっか!」にも共通する作者の特徴とも言えるものだと思います。
今村翔吾さんの小説は、どれも読んでいると気持ちがすっきりと晴れ渡ってくるような気持ちにさせてくれます。
大衆演劇の場面が出てくるところは少し時代小説っぽさがあってそれもいいです。
高校生の花いけバトルについて全然知らなかったんですが小説をきっかけにしてYoutubeでも確認し、こういうことに青春かけている高校生がいるんだってことを始めて知りました。
今村翔吾さんの小説はすでに50作品近くあります。代表作から少しづつ読ませてもらっていますが、次から次へと新作を書かれているので、私は読むだけなんですけどとても追いつけそうにありません。
どうしてもビジネス書とかに読む時間を割くことが多いのですが、小説をはじめいろんなジャンルを読むことは頭の活性化やアイデア出しなんかにもいいと思っています。
今村翔吾作品は分厚い本が多いので気後れする人もいるかもしれませんが、すぐに世界に吸い込まれるのでおすすめします。
また、次はどの今村翔吾ワールドにハマろうか考え中です。
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