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『侍タイムスリッパー』鑑賞録

話題の映画を観てきました。

単館上映から口コミで評判が広まり、全国へ拡大した第二の『カメ止め』と言われている映画です。

大阪の地元のシネコンでも上映されるようになり、1日1回の上映で比較的狭いスクリーンでしたが、満員の入りでした。映画が終わると、観客全員の気持ちが一体となり、拍手が沸き起こっていました。

感想を一言で言うなら、「面白かった!」に尽きます。2時間超の映画でしたが、最初から笑いっぱなしで、気持ちの良い感動に包まれてあっという間に時間が過ぎました。

特に面白かったのは、幕末の武士がいきなり現代にタイムスリップして戸惑うシーンの描写です。過去に置いてきたものへの感情の葛藤が、しっかりとストーリーに組み込まれている点も印象的でした。さらに、衰退している日本の時代劇への熱い思いが伝わってくる部分もあり、侍の世界がそこにはありました。

監督の安田淳一さんは、米づくり農家を兼業されながら映画監督をされているとか。今回の映画撮影のために私財を投げ打って(噂では自家用車も売ったそうです)映画制作に挑んだそうです。これから安田監督がどんな作品を手がけていくのか、とても楽しみです。

時代劇が好きな人はもちろん、映画好きな人、歴史好きな人、コメディ好きな人、みんなにおすすめできる作品だと思います。

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