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「SHOGUN 将軍」を観て
冬休みにディズニープラスで「SHOGUN 将軍」を鑑賞しました。ドコモで契約内容を変更した際に6ヶ月無料を勧められたのがきっかけで、ちょうど冬休みということもあり、話題の「SHOGUN」を観たかったので申し込みました。
全体を見終わった感想としては、すごく面白かったし、西欧的な視点から見たこの時代の日本をうまく表現しているドラマだと思いました。ただ、正直なところ最初の1、2話あたりで強い違和感を感じ、途中で離脱しようかと思ったほどでした。
その違和感の原因は、私が大河ドラマの世界で得た常識や知識が強いバイアスになってしまったからだと思います。このドラマはフィクションでありファンタジーなので、登場人物は架空の設定ですが、日本人であればそれぞれのキャラクターが誰をモデルにしているのかを簡単に類推できてしまいます。例えば、真田広之さん演じる吉井虎永は徳川家康、平岳大さん演じる石堂和成は石田三成のように感じられます。しかし、このように登場人物と歴史上の人物を当てはめること自体が、このドラマを楽しむ上で無駄な先入観となることに気づきました。
そこで私は途中から、そういった先入観をすべて捨てて、「まったく異なる世界観のドラマなんだ」と思うことにしました。さらに、日本人であるという意識すら忘れて観た方が良いと感じました。そうしないと、ドラマ内で描かれる儀式や作法についてツッコミを入れたくなってしまうからです。
そうした先入観を完全に捨て去った上で改めて観ると、敵味方の関係における血縁や宗教の絡み合い、心理的な駆け引き、さらには勝つために自分や身内の命までも利用する姿など、葛藤と揺さぶりが描かれた非常に面白いドラマだと思いました。
世界的にも評価されているこのドラマでは、真田広之さん、浅野忠信さん、二階堂ふみさんなどの演技が素晴らしかったですが、特に私が引きつけられたのは毬子役でエミー賞の主演女優賞を受賞したアンナ・サワイさんです。彼女の演技には目を見張るものがあり、今後のハリウッドでの活躍が非常に楽しみです。
ちなみに、ディズニープラスですが、子供もディズニー映画など色々と正月休みに楽しんでいたようです。6ヶ月で解約できるか心配です。