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ユニクロが描く未来のカタチ

出張の際に下着類を持ってくるのを忘れたので新大阪駅のユニクロで買い物をしてから東京へ行ってきました。

ユニクロは主要駅や空港にもあって便利ですよね。インバウンド客も多いみたいでそちらの客層を意識した日本的なデザインのTシャツの品揃えもありました。

最近はコンビニの商品も品質も上がっているとは思いますが、安心感はユニクロの方が上だと思います。

買い物をしながら先日(2月25日付)の日経の別刷記事(ユニクロが問う「豊かな服」)のことを考えていました。

山口県で小さなカジュアル衣料店からスタートして今年で40年目になるそうです。今や日本発の世界のアパレルブランドで、売上は3兆円、時価総額13兆円です。

企業理念の「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を実践してきました。

柳井社長の「服もコンビニの弁当も同じ」という思いで品質に見合った合理性を追求して、アパレルにおける「希少性」「ファッション性」の対極にあるような「緻密さ」「正確さ」「清潔感」を根底として大量生産が最下層であるような考えを打ち破っています。

ヒートテックのような誰にってもわかりやすい機能を訴求することによって、国籍とか階級といった垣根をなくして誰もが着る服ことを目指しているそうです。

先日、カンブリア宮殿でもやしのサラダコスモの中田社長が「野菜のユニクロ」になりたいと言われていました。

価格破壊といわれて同業者からは悪魔のように見られるかもしれませんが、業界の中で誰よりも挑戦し続けているという自負があるからこそ見ることができる未来があるのだと思います。

現在、ユニクロだけでなくファストファッションには新たな挑戦が迫っています。サステナビリティへの意識が高まりから安い服を何度も買い替えるのではなくて良いものを長く着ようという考えが重視されるようになってきています。パタゴニアに代表されるようなスタンスです。

これからどんなふうに未来を描いていくのか、ファッション業界だけでなユニクロの動向には学べる店が多いと思いました。


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