デリバリービジネスの行方について
先日、カンブリア宮殿で首都圏を中心にビジネスを拡大している宅配スーパーの「OniGo」が特集されていました。
宅配スーパーは大手スーパーも参入していますが、OniGoの強みはそのスピードです。注文後、最短10分、平均でも20分以内で配達されるそうです。
宅配スーパーは注文して、その日、もしくは翌日の何時から何時までと配達時間が設定されますが、配達の時間帯に家にいないといけないということになります。ぴったり何時何分に届いてくれるとありがたいですが、そうもいかないのが現実でしょう。
宅配ボックスや置き配ができればいいですが、食品はそういうわけにもいかないです。その点から言っても注文してすぐに持ってきてくれることへのニーズは高いです。
ちなみに、私自身は宅配スーパーは利用したことがありません。昔ながらのピザのデリバリーやウーバーイーツも過去2,3度利用したことはありますが、買い物に行けないくらい多忙ということもないのでスーパーに行ってついでに色々見て回るのが好きだったりもします。また、配達手数料がもったいないと普通に思ってしまいます。
私はなんの準備もなく部屋着のまま出かけたりしますけど、近所のスーパー行くだけでも身支度が必要な人のこと考えると時間節約の効果は大きいのでしょう。
近所のスーパーでは、ある金額以上の買い物をすると後で商品を自宅まで運んでくれるサービスを行っています。高齢者の方など重い荷物を持てない人にはいいサービスだと思います。
ウーバーイーツを利用してみて良いと思ったのはGPSでいまどこにいるのか確認できることですね。あれって、日本の宅配業者も導入すればいいと思います。2024年問題とかでドライバーの人手不足もありますし、再配達を防ぐ意味でも効果あるように思います。
セブンイレブンも宅配に力を入れているようです。
こちらも首都圏を中心にスタートしているようですが、ゆくゆくは全国の店舗(2万1千店)を配送拠点とした全国でのサービスを考えているようです。
コンビニだと、通常はその時に必要なものを購入するのですが、デリバリーだとまとめ買いが増えて客単価が3-4倍になるそうです。手数料を考えると一回でできるだけ多めに頼みますよね。
コロナ禍の影響もあって、デリバリービジネスは拡大しました。フードデリバリーの市場規模はおよそ7500億円だそうです。しかし、人の手で運ぶ配送ですからその分コストはかかりますし、人材確保、育成が必要です。
そんな中、今後、デリバリーの分野で急速に進展が予想されるのがドローン配送です。
離島や山間部、過疎地などで実証実験が進んでいますが、将来的にはコンビニや郵便局が中継拠点になって食料や雑貨をドローンやロボットが配送する日もそう遠くない未来に実現すると言われています。
これが実現するといろんなところで変化が起きるでしょう。
例えば、マンションも宅配ボックスじゃなくて、ドローン受け入れポートが設置されたりするかもしれないです。コンビニ店長の主な仕事はドローンの配送業務に移っていってそのための必要なライセンスなんかも必要になったり。。
ビジネスの機会が拡大していきそうな分野であることは間違いないようです。
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