グラングリーン大阪~新商品・新サービス 探検 その82
先日、一部開業となった「グラングリーン大阪」に立ち寄り、視察してきました。大阪梅田の再開発プロジェクトの一環であるこのエリアは、かつての梅田貨物駅跡地に建設され、長年「大阪の最後の一等地」と呼ばれていた場所が、大きく生まれ変わろうとしています。
グランフロント大阪が開業したのは2013年で、あれから11年。今回のグラングリーン大阪は、その続編とも言える大規模な開発プロジェクトで、街全体に多くの緑を取り入れたデザインが特徴的です。緑に囲まれた噴水や大きな芝生広場は、都市の喧騒から離れ、ゆったりとした時間を過ごすのに最適な場所です。
この場所を見ていると、学生時代に梅田周辺が長らく開発途上だったことを思い出します。以前はフェンスに囲まれた空き地で、一時的なイベントスペースとして利用されることもあったように記憶しています。空中庭園のある梅田スカイビルは「陸の孤島」のようで、景色のない地下道を歩いてようやくたどり着くという感じでした。グラングリーン大阪の誕生によって、緑豊かな新しい街の姿が生まれ、当時からするとこのエリアのイメージはずいぶんと変わりました。
同時期にJPタワー大阪も本格開業し、大阪駅周辺は進化の途上です。
グラングリーン大阪のオフィスや商業スペースに続き、2035年ころには阪急大阪梅田駅周辺でも再開発計画が進行中だそうです。阪急電鉄の大阪新阪急ホテルや阪急ターミナルビルの建て替え計画では、高さ100メートルを超える大型複合ビルの建設が計画されており、梅田エリア全体が新たなステージに向かっています。
さらに、なにわ筋線の開業により、大阪駅から新大阪や関西国際空港へのアクセスが向上する予定です。これにより、梅田が国際交流や観光、ビジネスの中心地としての役割をさらに強化し、東京一極集中を避け、第二の都市としての魅力を高めることが期待されています。
このような再開発プロジェクトが進行する中、大阪がより魅力的な都市へと成長し続けることを心待ちにしています。都市空間のデザインだけでなく、ビジネスや観光の発展にも寄与する「グラングリーン大阪」。これからの大阪がどのように変わっていくのか、非常に楽しみです。