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キャンピングカーが「動く家」になるとビジネスの可能性は広がるのか?
キャンピングカーを「動く家」と表現すると、アメリカの映画やドラマに出てくるヒッピーが住んでいるトレーラーを思い浮かべる方もいるかもしれません。
ちなみに、トレーラーハウスとキャンピングカーの違いは、トレーラーハウスは自走しないのに対し、キャンピングカーは自走するという違いがあります。トレーラーハウスは住民登録が可能です。
今は、第二次キャンピングカーブームと言われているそうですが、その価格についての記事が日経に掲載されていました。
記事の内容をまとめると以下のようになります。
キャンピングカーの価格が上昇しており、1000万円を超えるモデルが主流となっています。バッテリーや空調設備を備えた高性能モデルが人気で、キャンピングカーは単なる車ではなく「動く家」としての投資対象となってきています。購入者の多くは居住性や実用性を重視しており、ペットと一緒に旅行を楽しむなどの目的で購入されています。VANTECHなどのメーカーでは、最上位モデルが人気で、オプションを含めると1300万円に達することもあります。
キャンピングカーの生産数は増加していますが、需要に追いついておらず、中古価格も高値で推移しています。2023年の新車と中古車の販売総額は1054億5000万円に達し、キャンピングカー産業は成長を続けています。世界市場も拡大しており、米国や欧州では保有台数が多く、スマートホーム機能の充実が進んでいます。キャンピングカーは、移動しながら暮らす新しいライフスタイルとして注目されています。
また、キャンピングカーを利用するための環境整備も進んでいます。日本RV協会が定めた条件を満たす車中泊スペース「RVパーク」は、2023年時点で全国に414カ所あり、2019年の3倍近くに増加しています。温泉施設や道の駅などで設置が進んでおり、キャンピングカー利用者にとって便利な施設が整備されつつあります。
数年前、軽自動車を改造した『軽キャンパー』がブームとなり、その手軽さから多くの人々に支持されました。『軽キャンパー』の人気が無くなったわけではないでしょうが、上記の記事ではライフスタイルに合わせた、より「家」に近い車へのニーズが高まっているようです。
増加している「RVパーク」には、キャンピングカーを持っていなくても車中泊を楽しめる、まるで「民泊」のようなサービスを行っているところもあるそうです。
米欧と比較するとまだまだ日本市場は小さく、成長の見込みがあるといえるかもしれません。そういった点からもスマートホーム機能対応など周辺のビジネス機会を探してみる価値はあるといえるでしょう。