士業経営の落とし穴【みんなハマる】第230話 士業経営人マインド
士業法人は、個人競技を団体競技でやるわけだからちょっとコツがいる。
分業化、専門化、効率化の団体競技の弊害は当然人間のやることなので部分最適化の発生。
これを制御するために風土が大事になる。
経営人は風土を醸成することが最初で最後に学ぶことになろう。
個人競技であれば
優しさ
賢さ
でいける。
それらがないとそもそも個人競技として戦えない。
優しさとは、自分と他人の隔てなく、常に関わりをもつ気配り。甘やかすことではなく、関わること。そこに好き嫌いはない。
賢さとは知恵。得た知識を活用し、危機的状況でも不安少なく行動し、自他の心理状態を注意深く考察できることがその内実だ。
複数の交通手段を知ることは知識であり、何を使ってその人が望むところへ行くのがいいのか教えてあげられることが知恵だ。
他方で、団体競技になる場合、経営人には
危険さ
優しさ
賢さ
面白さ
とが必要十分条件となる。
危険さとは、事業を仕組み化し、ルールを設定し、これを徹底し、乱した場合には叱り、矯正し、かつ同時にメンバーの仕事と生活を死んでも守るという覚悟だ。
面白さとは、メンバーに明るい顔をさせること。
面が白む ぱっと明るくなるのは、うれしいたのしい心地良いすがすがしいという感情を伴うことの発生、そのために仕組みをつくり、運用する。
そういう心使いをする。
そしてこの旅路は死ぬまで続く。
人は変わるからだ。
次から次へと壁は出てくる。終わりはない。
心の置き所ドリブンだ。
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