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ケンブリッジ 飛鳥がオリンピックで銀メダルを獲れた理由

陸上界のレジェンド!ケンブリッジ飛鳥

リオデジャネイロオリンピック4×100mリレーの決勝を覚えている方も多いだろう。アンカーのケンブリッジ飛鳥とジャマイカのウサイン・ボルトの競り合い。日本の銀メダルは胸熱だった!

左から2番目!

ケンブリッジ 飛鳥(ケンブリッジ あすか、1993年5月31日 - )は、日本の陸上競技選手。専門は短距離走。100mで10秒03、200mで20秒62の自己ベストを持つ。2016年リオデジャネイロオリンピック4×100mリレー銀メダリスト。

wikipedia

第一印象

友人の紹介で飛鳥さんにお会いする機会があった!わお、背が高い(と言っても180cm)ことと、顔ちっさ!(なんとなく公開処刑された気分)。最近東アフリカを旅してサファリに行ったので、野生味に敏感な私。シュッとしてる。とても精悍で穏やかな人だった。

短距離走の特徴

私はハンドボールをしている。バスケやラグビーと異なり、一点ずつしか入らない。試合時間も1時間あるので、ジャイアントキリングは起こりにくい。

一方で、陸上の短距離走は、約10秒で決着がつく。体調や調子の良し悪しにかなり影響されるような気がするけど、例えばボルトは勝ち続けた。これは一体なぜなのか、質問してみた。

この競技はかなり繊細で、個人のベースとなるタイムがあって、調子の良し悪しに左右される部分はあるが、一定の幅に収まるらしい。例えば、通常100mを10.5秒で走る人なら、10.3〜10.7秒の幅感でゴールできるらしい。なるほど、信じられない回数を練習している彼らからすると、その位の精度を実現できるのだなあ。

とすると、やっぱり選手の持って生まれた身体能力や技術だけでなく、戦略やそれを支える精神力が大切なのだろう。

なぜ彼が第一線で活躍し続けられるのか

本人の話を聞いて、究極的には以下の3点が重要だと感じた。

1.毎日コツコツやるべきことをやる

早寝早起きをして、淡々とやるべきことをやる。ストイック。しかしそれが苦痛ではなく、むしろ楽しい感じがする。内発的な動機づけとしては、限界突破やチャレンジを楽しんでいる。外発的な動機づけとしては、オリンピック出場やメダル獲得。ただ、内発的動機の方が強いように見えた。シンプルに競技を楽しんでいる。

怪我や逆境下でも、ただただやるべきことをやる。オリンピック決勝の舞台で、ボルトとの競り合いがあったが、そんな時でも落ち着いて淡々としている。積み上げた日々の取り組みが支える精神的安定感がすごい。

「行きたくない!でも行かなきゃだめ!」

酔っ払ってぶっ倒れてた翌日でも、頑張って出社した寮の同期を思い出す。

2.未来をイメージし公言する(オリンピックへ出場する!)

幼い頃から目標を定めてそれを公言し実行してきた。成功するかどうかは誰にも分からないけど、ただただ前に進む。

一歩間違えたらビッグマウス。それでも言ってみよう。「やっぱ上場したい!」「転職させない転職エージェントとして日本一になる!」

3.他人の言うことを気にしない(自分を信じる)

自分が必要と思うことをやる。他人に人生を預けない。その自信は、日々のコツコツから生まれていると感じる。レースはそこに至る前から準備が始まり、当日にピークをもっていく。人に流されず、自分を信じて、自己管理する必要がある。

飲み会欠席したら嫌われるかなーとか、二次会行かなかったらつまらないやつだと思われるかなーとか、他人の目を気にしていては、目標を達成できない!

感想

とにかく、コツコツやることやっている、ひたすらその印象が強い。特別なことはやってない。やるべきことをやる。

本当のところは色々とあるのだろうけど、とにかくその境地に達してるのだな。世界をとる人はそんな感じなのだろう。

感情の安定感が半端ない。レース前の緊張感をエネルギーに変えられる。不安や恐怖に囚われず冷静な判断を行える。

うん、ぐだぐだ言わずに目標を立てて、それに向かってやるべきことをコツコツとやろう!そしたら少なくとも自信が深まることは間違いない!

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