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ならずものと愛しきものと
昔ある組織に入ってた時の話さ。
上の指示で俺たちのグループが処分される事になった事があって、だけど下の俺たちにも抗う術はあって今もこうして生きている。
騙し騙され生きる中でそれをどう受け止めアレンジして描いていくかで人生は大きく変わるし世界の見え方が変わる気がする。
悪も善もなく、無責任で身勝手で何処まで真っ直ぐ己へのプライドを貫いて無数に枝分かれした道に中から俺たちと大切に思う存在の満足度が高い時を掴み取れるか。その為なら誰にどう思われてもかまいやしないさ。君は君だし俺は俺なんだから。
抗い繋ぎ止めた命を燃やし削って愛し続ける価値があるものだと思うぜ。この狂った社会の上に立っていようと。尊いものだよ命ってのは。
今日誰かと偶然ぶつかって喧嘩をするかもしれないし、偶然困った誰かの手助けを出来るかもしれない。
全ては主観であって立派なものなんか持ち合わせちゃいないけど、俺にとってはこの街もこの国も捨てたもんじゃないんだよ。
世界に平和が訪れなくても、君らや俺らが不幸に生きなければならない理由には1ミクロンもなりやしない。
恵みの雨に打たれ走ろうぜ。よい水無月を