積極的?消極的?
Aさんは積極的だけど、Bさんは消極的だからなぁ。
こんな言葉をよく耳にする。
Aさんは積極的に物事に取り組む出来の良い人、Bさんは消極的にしか取り組めない出来の悪い人と、誰もがこの二人を評価するだろう。
しかし、見方を変えればそれがそうとも言えなくなる。
例えば、
掃除の仕事があるとして、積極的なAさんは「私がやります!」とすぐに手を挙げた。
対して消極的なBさんは「私はできません!」とこの仕事を拒否した。
一見、この二人は真逆の反応をしているように見えるが、Bさんの行動を積極的に拒否していると捉えたらどうだろう。
仕事をする、しないという事実は変わらないが、Bさんの消極性が積極性に変わってしまった。
物事に対して行動を起こすことが積極的、行動を起こさないことが消極的と決めつけるのではなく、消極的に行動を起こす場合や積極的に行動を起こさない場合もあると考えることで、角度を変えて物事を捉えることができるのだ。
人の行動特性は千差万別であり、一方的な見方でこの人は積極的、あの人は消極的とするのは早とちりということだ。
積極的だから良い、消極的だから悪いというジャッジを今すぐに止めて、その人(自分も含む)の本当の良さに目を向けて付き合うようにしたい。
今日はこの辺で。