【特集①】アレ、コレ、似てない? 音の空耳アワー #009
アレ、コレ、似てない?
何気なく音楽聴いてると、
この部分なんか聴いたことあるメロディー(または声)だな、
曲のあの部分に似てない?、ってなる時ありますよね?
元の曲を思い出そうと、
「ラララーララー♪」「ルルルールルー♪」
謎の呪文を唱え、Googleさんに助けを乞いたり、、、笑
これがたまに上手くいく時があったり、
突然、天から神様が曲名を囁いてくれる事も。
ここでは、個人的に発見したそんな”アレコレ”を紹介していきます!
(これは違うやろ、ってヤツもあるかもですが、その点はご勘弁ください、、、笑)
アレの曲
「Gymnopédie No.1」(1888年)
作曲:Erik Satie
コレの曲
「岩崎宏美 - クローズ・アップ」(1985年)
作曲:奥慶一(Keiichi Oku)
収録アルバム:Cinema
今回のアレコレに関するアレコレ
奥慶一さんのシャレオツな作曲。最高。
ジムノペディ使いは意外とありそうで、あまり出会うことがないんですよね。
ちょっといきなり話が飛びますが、このクローズ・アップは"月光"のシングルB面にも収録されており、今回はそのA面”月光”ついてのアレコレを少しだけ綴りたいと思います。
”月光”は久保田利伸さんが作曲した楽曲。この曲、個人的にとても好きなんです。1986年デビュー前にこんなに良い曲を作曲していたなんて。
まあそれもそのはず、デビュー前「すごいぞテープ」というカセットデモテープが音楽関係者に出回り、かなり話題になったみたいです。
デモテープには"It's BAD"という曲が入っており、これがラップ入りなんです。
(最終的に田原俊彦さんに楽曲提供されました)
USでも1970年後半から徐々にHip-Hopの熱が高まってきている時代だったと思うので、久保田利伸さんもいち早くそれを取り入れてみたんでしょう。
国内ではまだラップなんて聴いたことがない人が多かった時代。このデモテープによるラップ布教は、J-Rap歴史に残る重大事件だったと思います。
(他に、佐野元春、田原俊彦、いとうせいこう等が、ラップ先駆者として挙げられるアーティストとして知られています)
おそらく、岩崎宏美さんもこのデモテープを何処かで聴き、その才能に惚れ、デビュー先駆けで作曲をお願いしたのでしょう。
では今回はこの辺で。最後にそのデモテープの楽曲を紹介してお別れです。
読んでいただきありがとうございました!