これからサザンオールスターズを聴く若者達へ③〜ネクストステップ10選前半〜
お久しぶりです。
サザン特集第2回"サザンオールスターズネクストステップ"突入します。
第1回の"絶対に外せない有名曲"の特集も是非見てください。
第1回の10曲を聴いてサザンの門戸を叩いて気に入った人が、次に聴くべきおすすめの10曲です。
では早速。
①C調言葉に御用心/1979
冒頭の"あい!"に続く印象的なイントロのリフ。なんとも爽やかなキーボードの伴奏に桑田佳祐の色っぽい歌声が絡みつく。色っぽいのは歌声だけでない。こんな色っぽい歌詞を20代前半で書けるアーティストが当時どれほどいただろうか。特に2番のAメロ、"女ですものアンタこの頃移り気なるがままに 深いわけなどあろうとなかろうと"の色気たるや。それにこの曲の真骨頂はBメロ。初めて聴いたときは全く聴き取れなかった。"たまにゃ Making love そうでなきゃ Hand job"ってさ、ここでは何のことかは述べないがもう天才が爆発してる。爽やかさと色気が共存する不思議な一曲。
②栞(しおり)のテーマ/1981
サザンお得意の3連ロッカーバラードの代表格。世間的に知られている曲ではないが隠れファンが多く、父がサザンのファンだというタレントの佐藤栞さんはこの曲が由来だそう。実は日本人の栞さんって人の由来の20%くらいはこの曲なのではないか。"彼女が髪を指で分けただけ それが痺れる仕草"っていうフレーズから完全に持ってかれる。原由子のコーラスもミステリアスな雰囲気を醸し出す。曲としては単調なのに全く色褪せないサザンマジックがかかっている。それにしても2番の"このまま二人して小麦色のMemory"って何だろう、どんな記憶なんだろうな。
③海/1984
なんというドストレートなタイトル。世間の思うサザン=湘南=海というようなイメージにぴったりの楽曲だ。元々はシングルになる予定だったが、直前にミス・ブランニューデイに取って代わられてしまった逸話を持つ。僕が個人的に大好きな曲で絶対に人生で一度はコピーしたい。2013年のサザン復活ライブの記念すべき1曲目に演奏された。イントロから海の神秘的な世界観が広がる。Amaj7っていう普段あまり使われないコードが用いられていて、大人な雰囲気を作り出している。曲全体を覆うベースラインや間奏のエモーショナルなギターソロ及びサックスソロも聴き応え抜群である。桑田佳祐の過去のとある番組でスカパラや亀田誠治さんと共に、海と栞のテーマを演奏した動画があったので是非見てほしい。
④Bye Bye My Love(U are the one)/1985
ライブでも演奏頻度が高く、盛り上がる曲。イントロからこの曲は一味違うぞと思わせる。"はっと見りゃ湘南御母堂"ってなんだ、未だによくわかってない。この曲は歌詞の意味が難解であるが、歌詞の韻やノリの良さが気持ちが良いので中毒性が高い。革新的なアルバム"KAMAKURA"の先行シングルなだけあって、サウンドメイキングの密度が非常に濃くこれを20代で作った桑田佳祐には感服である。ラスサビのアコースティックギターにリードギター、ドラムという3つを組み合わせるアレンジもなかなかのアイデアだと思う。文章でこの曲の魅力を説明するのが難しかったので、とりあえず一度聴いてみていただきたい。
⑤YOU/1990
なんでこの曲がシングルカットされないのか?サザンオールスターズの魅力の1つにアルバムにのみ収録されてる曲が、シングル級の破壊力を持っていることが多々あるということだ。この曲をシングルカットしない王者の余裕である。誇張されたような曲全体を包み込むスネアの音が逆に心地が良くなってくる。メロディ、アレンジ共にクォリティが高すぎる。そしてAメロ"夢見るような愛のpotion"と"ゆりの花のようにmotion"、"I remember you and wonder where you've gone"と"Ev'ry nite's so blue. No matter what goes on"の組み合わせに代表されるように日本語と英語を駆使した韻の踏み方が最高に気持ちが良い。無期限活動休止前のラストライブの1曲目、コロナの初の配信ライブの1曲目で演奏されたように桑田佳祐のお気に入りの楽曲のようだ。
今回は以上。
毎回の如く、プレイリストを掲載する。
次回の後編もお楽しみに。
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