乙武洋匡さん
五体不満足で一躍時の人となった乙武洋匡さんの命式を読んで行きたいと思います。私はどうも地支が半会してる方に興味を覚える様です。(前回、前々回の方も地支が半会されてました)地支が半会してるということは残りのもうひとつが後天運で回って来る時に三合会局が起こります。天干は天の気であるならば、地支は天の気を世の中に生み出す時間であり現実です。三合会局が揃うと現実が物凄い勢いで広がっていくのです。人生がダイナミックで波乱万丈にならないはずかない。
乙武さんも子と辰をおもちなので水局の半会をお持ちで申年が後天運で回ってくると申子辰の三合水局になります。人生を大きく広げてくれる可能性のある三合会局ですが、乙武さんの場合は少し勝手が違います。日干支が戊。戊は土の陽であり山を表します。山の様に雄大で安定感のある落ち着いた存在なはずなのですが支えるものが水局で半会していると、山(本人)を支えるものが水となって崩れてしまう可能性をはらんでいます。(土局潤下格)
大きく現実が動くとき(広がるとき)崩れる可能性を秘めている。
申年にそのことが起きるのです。一番近い申年は2016年。丙申ですので東に大半会そして三合会局です。彼の身に何が起きたか記憶にも新しいですが女性問題であらゆるものを無くしてしまったのが2016年3月でした。彼の現実が大きく動き崩れ去る可能性。通常鑑定では、半会、大半会、三合会局はラッキーチャンスのように語られることも多いのですが乙武さんのような命式の方や、今まで絶好調だった方や、エネルギー数が少ない方に半会、大半会、三合会局が巡って来た時は注意が必要です。現実が大きく動き出すことは本当に吉報なのかというところです。
陽占で見ますと中央、東と2牽牛で南が禄存なのできちんとした役割の中でプライドを持って愛情を携えて働ける教育委員会の仕事などもあってたようにお見受けします。政権に進出していこうという動きもあったようですが、政治家より官僚っぽい命式です。政治家が決めたことに対してきちんと遂行していくが血気盛んで言いたいことは言わせてもらいますよといった感じです。コメンテーター的も合いそうですが2天南は舌禍と言われて口が災いの元になりかねませんから注意が必要です。(特に乙武さんの命式だとネット炎上などの注意が必要です)
大運も見ていきますと 1996年より30年間大運天冲殺に入りました。初めの10年は大運西側天剋地冲です。2年後1998年に五体不満足で注目を浴びます。天剋地冲とは心も体にもある意味衝撃的なぶつかりがあるのです。現実を壊して次の展開に無理やり連れていかれる感じもあります。そんな衝撃的な大運天冲殺の始まりでした。2006年からの10年は牽牛・天堂の大運です。2007年に教諭免許を取得されてます。まさに牽牛的です。2008年戊子で律音もの年に長男さんも誕生し親としての役割もスタートします。大運で未年(土性)がまわって来てるこの10年は比較的安定してたのではないでしょうか。2016年からの10年は冒頭書いた通り申が巡ってくるので、通常半会で人生が大きく動き出すところが今まで積み上げて来たものが崩れてしまいました。大運天冲殺が終わる2025年まで、今彼にできることは、戊として中央牽牛として、自分のブライドにかけて物事をコツコツと積み上げて行くことです。律音の時期に新たに関わったことは今後の人生に大切なテーマになりえます。教育に興味を持って進んで来たこと。どんな意志を持って教育に携わっていきたいと思ったのかもう一度振り返ってみてもいいかもしれません。大運天冲殺に起きた良いこと辛かったことは2026年2017年の天冲殺で終わりにして、2028年の大半会を迎えましょう。この大半会はきっと新しい人生のアクセルになってくれるはずですから。
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