テーマパーク恐怖症
遊園地が怖いと思ったことがありますか?
高所恐怖症とかピエロ恐怖症とかじゃなくて、遊園地、テーマパークそのものが怖いと感じてしまう。そもそもこんな病名は検索しても出て来ませんでした。
何かトラウマがあったかは定かではないのですが、自然と避けてきた気がします。
遊園地が大好きな人が周りに多いので、これから書くことに不快を感じられる方がいるかもしれません。
※あくまで個人的で、偏見が混じっていることがありますが感想に過ぎないです。再度になりますが、不快に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんので、合わないと思った方は閉じていただけますと幸いです。
不自然が集まる別世界
非日常を楽しむ、という概念があります。自分も理解できますし、行ったことのない土地に出向いたり、散歩しながら新たな発見をするのが好きです。
自分は非日常が別ベクトルに向かうと不自然になり、違和感になると考えています。
本来、気軽に行くはずのテーマパークなのですが、別の世界に入り込むために覚悟が必要になってしまいます。一種の偏見だと思います。
自分は日常的なものから、当たり前に気づく観察力に長けています。
非日常的な世界での情報過多が原因で気を張り詰めているのかもしれないと考察しました。
楽しまないといけないという焦り
ラフに出向いて帰ってくればいいだけなんですが、どうも疲れてしまいます。
ディズニーのキャラクターだって好きだし、マーベルとかDCコミックスとかちゃんとハマった。それでも遊園地ってなると覚悟が必要になってしまう。
自発的に楽しみを探しに行くのが好きなタイプなのだと思います。楽しんでくれよな!!!!!という圧で引いてしまうのかもしれない。
チケット代分は元を取って発見しなくちゃ、、、という焦りからなのか肩に力が入り、変に緊張感があります。
お金が無限にあったら、そういうことにならないのかな??と思いましたがそういうわけではなさそう。
自分なんかにはもったいない、旨味を感じきれないのではないだろうか。と思うことが根底にありそうです。
実際にこれが原因で楽しんでいる周りの空気を下げてしまう経験がありました。顔に出やすいのでなおさらです。
〜しなくちゃと思うと余計に萎えてしまうのかもしれません。
行かない選択肢は存在するのか
社員旅行とか卒業旅行、デートに誘われた時には、空気を悪くしてしまうこと間違いなしです。
正直なところ、恐怖症だから本当に苦手なんだということを理解してもらうのには時間がかかります。
だってテーマパークってみんなが楽しむためにあるものだもん。そりゃ楽しめない人が行ったら温度感下がります。
僕は行かない選択肢があると思います。
行った後に、「テーマパーク苦手なんだ、、、」とカミングアウトしたり、楽しんでる時に暗い顔されて不機嫌になるよりかは、行かないで楽しめる人と行く方がいいに決まっています。
ただし行かない選択肢にはリスクがあります。
「この前行ったの〜さんだけ行かなかったからなあ」「集合写真には載ってないけど、風邪でも引いたの?」「もしかしてうちらと行くの嫌なのかな」
と変に詮索されることです。これは本当によくある。大抵の人がテーマパーク好きだからこそ、理由をつけて行かない選択肢をとっているのだと思われてしまいます。
どちらに転んでも気まずくなってしまう最悪の状況ですね。
このリスクを避ける唯一の方法があると思うのです。
「自分は楽しめないと思うから、写真を撮ってみんなが楽しむのを見ているね。」
一緒にアトラクションを楽しむことはできないけど、行くことならできる。
もったいないかもしれないけど、心が疲弊して盛り下げてしまうよりはずっと良いと思うのです。
その思い出を振り返った時に、「テーマパークに行って写真撮ったからこそ思い出を振り返れるのだ」と自尊心を傷つけずに済むと思います。
遊園地がこわいと思う気持ち。ボクも分かります。
楽しもうとせずに楽しむことに慣れていこうと思います。