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消えたワンコイン
ワンコイン、キャッシュレスという言葉、当たり前のように使っているけれど、現金であることが前提にある言葉です。
現金を使わない方法を指す便利な言葉ですが、もしそれが完全に当たり前の世界になったら、この「キャッシュレス」という言葉自体が、どこか時代遅れに聞こえてしまう日が来るんじゃないかと思いました。
言葉が死んでいく
現金が日常から消え、キャッシュレスが標準になったら、わざわざ「現金を使わない」という選択肢を表す言葉が必要なくなる。
そうなれば、「キャッシュレス」という言葉そのものが役割を終え、言葉の表舞台から消えていくかもしれない。
コトバの過渡期
そもそも「キャッシュレス」という言葉が生まれた背景には、「現金」という基準があったからこそ。
現金が日常で使われる中で、それを使わない新しい選択肢を示す必要があった。
未来の社会ではどうだろう?キャッシュレスが普通になったとき、「キャッシュレス」とわざわざ言う必要があるだろうか?
例えば、ワンコインランチを売っているけど、キャッシュレスが標準になり、「ワンコイン」という感覚そのものが特別ではなくなったから。
コトバはいつも、その時代に必要なものだけが残り、いらなくなったものは自然と消えていく。
ワンコインという言葉もまた、そんな運命にあるのかもしれない。
次に来る言葉は?
キャッシュレスの次の時代では、どんな言葉が生まれるんだろう?それを想像するのもまた楽しいものだ。
新しい決済手段が生まれたとき、今のキャッシュレス決済(カードやスマホ)自体が「古いもの」と見なされる日が来るかもしれない。
そのとき、ボクらは次の基準となる言葉を使い始めるんだろう。
逆に「キャッシュ」という言葉のほうがレアになり、特別な響きを持つようになる可能性もある。
現金が完全に廃れることはないと思うけど、限定的な場面だけで使われるようになったら、「キャッシュで払う」という行為が新鮮な体験として扱われるのかもしれない。