不器用と器用貧乏
卒なくこなす、という言葉。
いいようにもわるいようにもとれる、この言葉に救われたり、そうじゃなかったりしました。
八方美人?ほんとに?
オール4でいいんだ!と中学生の時に決意したことがありました。きっかけがなんだったのかは朧げですが、受験の内申点とかだったような気がします。
その頃には、長年続けてきた器械体操も卒業して、勉強一筋!と意気込んではいたので、学業の偏差値、が全てでした。
高校に入学してからは、すべり止めで入学してきた猛者しかおらず、いわば落ちこぼれ。数学と化学が苦手すぎて一桁点数を取ったこともありました。
クラスのみんなともそんなに良好というわけではなく、持ち前の話術でなんとかギリギリやっていたわけですが、なんとかなってる→卒なくこなせている、と思い込んでいた節があったかもしれません。
逃げるように部活にハマり、スタジオにこもっては曲と詞を作って、バンドメンバーにも何をそんな躍起になって?という顔で毎日を過ごしていました。
取り柄だけを見ると、そつなくこなせているように見え、八方美人のコミュニケーションで、目立つことが好きな自分が空っぽであることに気がつき始めました。