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硯ケン、ゲン すずり 陸と海を辿る気を整え、墨を磨る行為には独自の文化が確立されている。 墨が海に落ちていくまで、ゆっくりと磨り続ける。 同じ間隔で、同じ強さで、淡々と続ける。 粘り気が出て、海に伝うまで、濃度を一定にする必要がある。 必要な墨の量になるまで、これを繰り返す。 目的は墨を磨ることではないはずだ。 墨汁を習字や書道で扱うための最初の所作。 いわば挨拶の一種なのだろう。 墨は水と併さり、墨汁と化す墨単体では書道は成り立たない。 水で練り上げた墨汁で筆
スラム内で行なわれる漢字のヤツ依頼場所になります。 スラムマーケット内で行われる10枠の特典《漢字ノート》はつきませんが、漢字の依頼は随時行なっています。 52枚のカードが揃った時点で今年分を完了とします。 それでも依頼したい方は来年分としてカウントさせていただきます◎ ご依頼の際はメッセージにスラム内でのお名前を書いていただき、DMにて相談いたします。 漢字のヤツってなんだ?話してる間に見えたイメージを、独断と偏見で漢字選出し、いい感じに説明文をつけます。 漢字ノ
沸フツ 、ヒ わ(く)、わ(かす) た(てる)・にえ たぎるエネルギー良くも悪くも溢れんばかりの活力がある。 熱い時もあるし、弾けた湯はそのまま冷えてしまう水になってしまう。 やかんから出てくる水蒸気は、本当は見えていない。 見えているのは水。注ぎ口に近く、透明に見えるのが水蒸気なのだ。 火傷の恐れぼこぼこと湧き起こる湯は、100度を超える。 おいそれと触れてはいけない。 近づけば近づくほど見えなくなり、 沸けば沸くほど水量が減ってしまう。 沸き起こるエネルギーは