ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの失敗から学ぶ「自由度の高さ=ゲームデザインの放棄」という公式
■序論以前から「自由度の高さ」はゲームの「面白さ」を語る上で大きな指標の一つとされてきた。最近では特にオープンワールドの文脈で語られることも多く、代表的なゲームとしてはゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(以下ブレワイ)などが挙げられる。
しかし「自由度の高さ」を言い換えてみれば、プレイヤーは何でも出来る、つまりはプレイヤーが何をすべきか明確に決められていないということでもある。これは即ちゲームデザインの放棄とも言えることであり、「自由度の高さ」が本当にゲームとしての「面白さ」