高学歴なのにワープア、ニート、「高学歴底辺」が増えているという闇
上記のツイートを見てほしい。3万いいねを貰っているバズツイートだ。
ツイート元の方は京大の博士号を取られて研究員をされていたという立派なエリートだ。
僭越ながら元ツイートに突っ込ませて頂くとD進(博士号進学)は文理ともに就職がかなり限られてくる。理系の修士卒なら就職は引く手あまただろう。文系の大学院はロー・スクールなど一部を除いて就活的なベンチマークでいうと壊滅状態だと思う。
本題に入りたい。
私自身が高学歴引きこもりニートを経ての高学歴ワープアだから、つまり私自身もこの社会問題の当事者なのだ。
では、なぜそういった高学歴ニートや高学歴ワーキングプアが激増しているのだろうか?
答えは大きく分けて2つのファクターがあると思う。
1.全世界的にグローバル化、資本主義の加熱により労働者に求められるスキルの基準が大幅に上がっている。とりわけ対人スキルが求められるようになっている。今までは健常者とされてきた人間でも発達障害のラベリングをされるようになった。
2.日本のサラリーマンの賃金、給与水準や横ばいどころか下がる一方なのに反し税金などの負担が上がっている。
この2点だと思う。
更に、高学歴底辺によくありがちなのが、"社会資本(≒人との繋がり)に乏しい"ということだ。
高学歴の人間は概ねリベラリズムや社会共同体の繋がりが薄い個人主義的な都市部で学生時代を送る。そしてレールから外れた高学歴者は私を筆頭に往々にしてコミュニケーション力が低い傾向があるように思える。
だから、これに反して学歴はなくとも地元の人間との繋がりがとても強靭なマイルドヤンキーは仲間内から仕事を紹介してもらったりして食うに困らないし友達も多いので生活のクオリティが高かったりする。
では高学歴底辺から脱出するにはどうしたらいいのだろうか? 一般論編
1.医学部再受験
医師免許というのは日本で最強最大の資格だと思う。勤務医ですら数年すれば年収一千万に到達する。
だが、これだけ医学部熱が加熱してる現状国立医学部に通るのは東大に通るより難しく、また受験にかかるコストと大学生活6年間のコストを捻出出来ない人も沢山いるだろうからこのソリューションは多くの高学歴底辺にとってあまり現実的ではないと言える。
2.資格を取る
よく2ちゃんねるまとめブログで「一発逆転する資格ある?」みたいな記事が乱立しているが、私の就活経験から言うと会計士弁護士レベルかでない限り基本的に実務経験が重要視されるのでいい年をした人間が資格で一発逆転思想に陥るとスタディルンペン化して袋小路に入るから危険だと思う。
昔付き合っていた女性と同棲していたときに公務員試験浪人して挫折した私の苦い過去が思い出される。
身も蓋もないことを言うと、新卒資格が最高のプラチナ資格である。これは間違いない。学生の方でこれを方で読んでいる方はこれを強く意識していただけたら嬉しい。
だが、あえて言うならエンジニア系なら基本情報技術者試験→応用情報技術者試験の資格や、文系ならTOEIC、社労士、USCPAなどは取ってプラスになるとは思う。
あとは大型免許やフォークリフトなどの肉体労働系かビルメンなどがあるだろう。
以上の2つの一般論ソリューションが当てはまらない高学歴ニート/引きこもりはどうするか
とはいえ、上記に当てはまらない高学歴社会不適合者などザラにいると思う。
私自身当てはまらない。
大型免許を取って現場仕事や、会計士や医学部再受験なんて30代の今ではやる気すら起こらないし、そんな金も理解ある環境くんもない。
プログラミングも向いていない。
そういう「芸術家タイプ」「MBTIでINFP」系に診断されてしまう人たち、普通のバイトすら務まらなかった方たちに向けて対策を書く。
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