トルコツアー備忘録②パムッカレの石灰棚へ
ツアーの朝は早い
6:00ー
ホテルのモーニングコールで叩き起されます。
まだ眠い目を擦りながら最低限の身支度を済ませてレストランへ向います。
イズミールは地中海に面しているためオリーブがよく採れるそうです。
何種か食べ比べしてみましたが、不味くはないけど単品で食べる物では無いと思いました。
朝食を済ませたら身支度を整えて出発です。
この日はエフェソスの遺跡を観光したあと、パムッカレの石灰棚を訪れます。計260kmの移動です。
前回
このnoteは私が2024年の夏に出かけたトルコツアーの記録です。
今回は2日目から3日目終わりまでの旅程をダイジェストでまとめてます。
【旅程】
1日目:日本→上海→イスタンブール
2日目:イスタンブール→ベルガマ→イズミール
3日目:イズミール→エフェソス→パムッカレ
4日目:パムッカレ→ベイシェヒル→カッパドキア
5日目:カッパドキア→アンカラ
6日目:アンカラ→イスタンブール
7日目:イスタンブール→上海
8日目:上海→日本
革製品専門店でランウェイを体験
イズミールを出発して約30分後、エフェソスの遺跡に向かう道中で、革製品のお店に立ち寄ります。
革製品はイタリア…と思いがちですが、素材の卸元はトルコてあることが多いようです。
元々トルコは遊牧民族であり、特に羊と共生していた歴史から、現代でもラムスキンの主流はトルコのよう?です。
ちなみに観光ツアーはこうしたお店に団体で立ち寄ることが多いです。
観光ツアーが安くパッケージできるのは、提携のショップに大勢の観光客を誘致できるからです。
特に海外旅行に来るお客さんは経済的余裕であることから、提携店からして良客なのでしょう。
(このツアーも例に漏れず革製品の店を含めて4回の買い物がありました)
まず通されたのは小さいランウェイのステージが備えられた小部屋でした。
部屋に入ると紅茶やジュース、ワインなど飲み物が提供されます。
ステージの周りを囲うように椅子が設置されており、肘置きには数字の並んだマークシートが置かれていました。
ファッションショーの最中に気に入った服を記録する用紙のようです。
お店の代表から簡単に挨拶と紹介を受けたあと、ファッションショーは始まります。
ファッションショーを見ることは初めての体験だったので刺激的でした。
ステージに鳴り響くダンスミュージックの中、スタイル抜群な美男美女がお店の革製品を身につけランウェイを舞います。
途中、私たちツアー客から何人かランウェイのモデルに巻き込まれ、妻も赤い革のコートを纏いながらステージに立ちました。
ファッションショーが終わると次は売り場に案内されます。
ここからショッピングタイムです。
店内には数人の販売員がいて、日本語で積極的に営業を仕掛けてきました。
静かに洋服を選びたい私たちは少し怯みながらも、せっかくの機会なので試着していきます。
極薄なレザーはシルクのような柔らかさがあり、コットンよりも軽やかで、確かに品質の高さは伺えるのですが…
革の軽さとは反対に価格は20万円オーバーと重い物が多かったです。
代表からはエルメスにも卸している高品質な革製品をリーズナブルな価格で取り揃えていると案内されましたが、お土産として買うには即決できない価格。
悩んだ挙句、妻が革のロングコートを購入しました。
普段、服をほとんど買わない妻が大変気に入ったコートだったようなので、悩みに悩んで、ツアー客の中で一番最後にレジを通すことに。
お値段はガイドさんや添乗員さんの値引きアシスタントもあり、4万円くらいは値引きできました。
あまりの値引き率に、ガイドや添乗員とお店がグルなのでは?と疑念が過ぎりましたが、ここは妻が自分の目を信じて判断したので、邪推は止めておきます。
るんるんの妻の様子を見る限り、良い買い物ができたようです。
エフェソスの遺跡
お店を出ると次はエフェソスの遺跡に向かいます。
エフェソスの解説が出来るほど知見が深くないので、概要説明はChatGPTに任せます。
エフェソスの遺跡が世界遺産に登録されたのは2015年。
10年くらい前のことです。
ちなみに遺跡は地震の影響で崩れ落ちるか、地面に埋没してしまうよう。
そのため、掘れば遺跡が出てくると言われるくらい、未発見な遺跡が多いようです。
ごめん、あんまりこの辺は興味関心も薄いため拙い感想しか出てこない…
シシケバブのランチ
エフェソスの遺跡を観光した後はお昼ご飯です。
レストランはお土産屋さんと併設されていて、入口はモザイクランプが掲げられていました。
シシケバブとはトルコで食べられている串焼き料理です。
牛肉やラム肉が定番となっています。
ここではラム肉をいただきました。
香ばしいスパイスが臭みを消してくれているのか、食べやすかったです。
一緒に注文したザクロジュースはザクロの果汁を飲んでいるようでした。
甘みは少なく、酸味と渋みがあり、良くも悪くもそのまんまザクロ、って感じです。
ここでの食事も満足いくものでした。
パムカッレの石灰棚
昼食後はこの旅のお目当ての一つであるパムッカレの石灰棚へ向かいます。
現地に着いたのは17時過ぎでしたが、夏のトルコは日没が20時近いため、まだまだ空は明るかったです。
パムッカレは、石灰棚の絶景が注目される一方で、古代遺跡としても観光資源として大きな魅力があり、ガイドの解説を聞きながら石灰棚まで向かいました。
駐車場から歩くこと10分。いよいよ石灰棚とご対面です。
日本じゃまずお目にかかれない光景にテンションが爆上がりです。
ここで各々自由行動となります。
与えられた時間はわずか1時間。
景勝地では平気で2〜3時間消費する私にとっては時間が少なすぎます。
限られた時間の中で悔いなく撮り収めなくてはいけません。
とにかく夢中でシャッターを切りました。
段々に連なる真っ白な石灰棚に流れる青い温泉水がとても美しいです。
石灰棚の美しさもさることながら、眼下に広がるパムッカレの景観も圧巻でした。
石灰棚は水が張っていなくとも、被写体としての力強さを感じます。
写真撮影も大切ですが、せっかくなので温泉の中にも足を踏み入れました。
靴を脱げば石灰棚の奥まで進むことができます。
温泉は生温く、蒸し暑かったこともあって、それほど心地よくはありませんでした。
また地面は石灰でゴツゴツしており、天然の足つぼと化していたので、歩くたびに足元に痛みが走ります。
しばらくして私は足つぼに慣れたのですが、妻は一向に慣れなかったので、記念写真を撮って早々に上がりました。
気がつけば集合時間間近になっていたので名残惜しいですが、撮影を切り上げました。
集合場所はクレオパトラも入ったと言われるプールの近辺です。
こちらは石灰棚の温泉と比べてあんまり人気がなさそうでした。
帰りも遺跡を遠目に眺めながらバスまで向かいます。
温泉付きの宿
石灰棚よりバスで約20分。
本日の宿に着きました。
事前に添乗員から「期待しないで欲しい」と言われたホテルでしたが、何一つ不自由はありませんでした。
ロビーと宿泊施設はそれぞれ建物が異なり、いくつかの棟に別れて併設されていました。
中庭にはプールと石灰棚を模した温泉が備え付けられています。
チェクインして荷物を置いたら、すぐにレストラン会場に向かいます。
この日は集合時間に遅れないように早めに部屋を出ることに。
ここでの食事もビュッフェ形式。
初日に宿泊したホテルと比較すればバリエーションは控えめでしたが、やはり3往復はするほど食事は美味しかったです。
特に甘味系が充実しており、ちょっとしたスィーパラのようでした。
腹を膨らませたら、明日も朝が早いので早々に部屋に帰って休みます。
明日はいよいよカッパドキアへ向かいます。
このツアー本命の目的地です。
期待を膨らませながら深い眠りに入るのでした。
余談:撮影の話
パムッカレではSEL24105gをメインで撮影しました。
日頃風景撮影では105mmまであれば十二分に対応できたのですが、パムッカレにおいては105mmでは全く足りず、クロップを多用することに。
どこを切り取っても美しく、絵になるので、望遠レンズを持ってくれば楽しかっただろうなぁ。。
とはいえ、旅行中では望遠レンズを使うシーンは少なく、どちらかといえば広角~標準が最も使用頻度が高いので、体力を消耗してまで望遠レンズを持ち運ぶのはちょっと…
こういうときにタムロン28-200のような高倍率レンズが重宝するんだろうな。
Sonyさん。純正の24-200を待ってます。