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Deep Red Saxophonist

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#小説

《Deep Red Sugar Saxophonist》第4話(最終話)

《Deep Red Sugar Saxophonist》第4話(最終話)

 これは、中学時代に書いたお話です。
 昔使っていたパソコンから、そのままデータを移しました。
 訂正なし、原文ママです。
 途中まで公開しますので、どうか生あたたかい目で見守ってやってください。

(前回のお話はこちらから↓)

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「・・・しょうがないわね、わかったわよ」
 少し低く、透き通った声が聞こえた。

 靖人の目の前に、綾子が立っていた。服の

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《Deep Red Sugar Saxophonist》第3話

《Deep Red Sugar Saxophonist》第3話

 これは、中学時代に書いたお話です。
 昔使っていたパソコンから、そのままデータを移しました。
 訂正なし、原文ママです。
 途中まで公開しますので、どうか生あたたかい目で見守ってやってください。

(前回のお話はこちらから↓)

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 南走部通り。別名「サウスランパート」とも言われている通りだった。周りをレンガ造りの建物に囲まれ、滅多に人が通らない道だっ

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《Deep Red Sugar Saxophonist》第2話

《Deep Red Sugar Saxophonist》第2話

 これは、中学時代に書いたお話です。
 昔使っていたパソコンから、そのままデータを移しました。
 訂正なし、原文ママです。
 途中まで公開しますので、どうか生あたたかい目で見守ってやってください。

(前回のお話はこちらから↓)

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 佼成吹奏楽団の団員たちは、練習を終え家路に着く。
「やっくん、今日は一緒に帰らない?」
 綾子が尋ねる。
「いいよ」
 

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《Deep Red Sugar Saxophonist》第1話

《Deep Red Sugar Saxophonist》第1話

 これは、中学時代に書いたお話です。
 昔使っていたパソコンから、そのままデータを移しました。
 訂正なし、原文ママです。
 途中まで公開しますので、どうか生あたたかい目で見守ってやってください。

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 午前零時。暗闇の中に、ひとつの人影があった。髪は長く、澄んだ茶色の瞳。服装は、上は白、下は黒の服装だった。
 綾子は呻き声を上げていた。右腕は刃物で深く

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