2021 Look back exhibition
2021年がもうすぐ終わる。
年の瀬で忙しい世の中の時間の流れに乗り遅れてるのか、そもそも乗る必要のない生活を送っています。こんにちは。
1週間ほど前からこの記事を下書きに書き出して、あれよあれよと12月28日。
わたしは今2021年を振り返り2022年のたのしみを想像して創造していく作業に取り掛かっている。
今年は人生でいちばん美術館やギャラリーで展覧会を見た。
時間があるので行きたい場所へ行き、見たいものを見、聴きたい歌や音楽を体感することに時間をゆっくり費やせたのは後々わたしのなかに芽吹くであろうたくさんの種になった。
足を運んだ展覧会は、大小問わず数えたら約20ぐらいあった。
今回はその展覧会を紹介します。すこし時系列前後しますが、ご了承ください。
1.BRASS YARD個展「うづみ火に」京都HIRAETH
彫金で装身具をつくる作家。ただものでは無い感性の持ち主。
すてきな空間だった。
大好きな友人のひとりでもある。
2.日展 京セラ美術館
あたらしくなってからはじめて京セラ美術館へ。
造形物の作品がおもしろかった。
3.ソール・ライター/「永遠のソール・ライター」美術館えきKYOTO
Eテレの「日曜美術館」で知った写真家。写真の構図や色合いに写真の概念くつがえされた。
4.マルティーヌ・フランク展「時代への視線」何必館・京都現代美術館
はじめて何必館へ。緊急事態宣言下ということで、京都の冬の街が静まり返っていた。写真に写る人たちの何気ない日常にトリップした。
5.yuktamura個展/「relax」京都D-MALL
たまたま入ったお店の奥にかわいいイラスト達が並んでいた。作家さんもいらっしゃって、身の回りのものから作品のアイデアを受け取ると話してくれた。
6.ピピロッティ・リスト「あなたの眼は私の島」京都近代美術館
こちらは感想をnote全記事で。
7.同時代展「創造力との出会い」同時代ギャラリー
わたしも参加させてもらった展覧会。導かれるままに。その時のnote再掲。
8.古代エジプト展/京セラ美術館
紀元前の遺物たち。いまもなお祈り続けているようだった。
9.おざわさよこ個展「VOISIN」京都HIRAETH
富山のお花屋さんきっかけで知ったイラストレーターさん。植物や動物、人間を多く描かれているのだけど、メッセージやストーリー性を感じる作品。
10.四代涌波蘇嶐 作陶展/大丸京都店美術画廊
土偶をつくるワークショップでお知り合いに。伝統的な手法を大切にしながらも、時代を反映するものづくりの姿勢に職人の枠におさまらないものを感じた。
11.wada tomoko個展「ROOM OF THE COSMOS」ワコールスタディホール京都
ガラスの廃材などを用いながら、空間をガラスで表現するユーモアたっぷりな世界。
12.坂口恭平個展「Pastel」メリーゴーランド京都
2020年にTwitterで知ったのがきっかけ。郷愁と光と影の描き方が自然に限りなくちかい。
13.岡本太郎と陶器展「新しさの発見」滋賀県立陶芸の森
岡本太郎の陶芸作品は強烈で元気でる。
14.富山水墨画美術館 常設展
水墨画をまじまじと見た。水墨画なのに色が見えた。
究極の色彩表現。
15.ロベール・ドアノー「ドアノー/音楽/パリ」美術館えきKYOTO
友人から教えてもらった、写真家ドアノー。自然な表情を引き出しているのか、わたしの好きな写真家たちは自然な姿、何ともない日常を奇跡の瞬間のように感じさせてくれる。
16.トライアローグ 横浜美術館・愛知美術館・富山県美術館20世紀コレクション/富山県美術館
パウル・クレーの作品が数点見れた。実物を見るとうれしくて泣きそうになった。
17.富山ガラス造形研究所創立30周年記念展「未来へのかたち」富山市ガラス美術館
光を吸収し、光を弾くガラスの作品たち。固いのに表現はやわらかい。
18.上野リチ「ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」京都近代美術館
色、かたち、ファンタスティック。
19.Yuko Kan個展「Milkey nap dreams」dieci208
ひとつひとつに魂がやどっていた。
20.安野光雅追悼展「イギリスの村」森の中の家安野光雅館
光の描き方、旅先の空気の描き方、真似したくてもできない。
21.泉屋ビエンナーレ/泉屋博古館
青銅器の歴史的な作品からインスパイアされた、現代の作家達による作品。物語がちゃんとそこに生まれていた。
22.ミロコマチコ「いきものたちはわたしのかがみ」神戸ゆかりの美術館
はじめてミロコマチコさんの原画を見る。うごめくエネルギーに完全に心打たれて、打ちのめされた。涙目になりながら見た。
来年もすでに行きたい展覧会がいくつかある。
テクノロジーが進み、家からライブをみたりSNSでたくさん作品をたのしむ事ができる。
しかし実物を見たとき、目には見えないたくさんのものを感じる。
だから、これからも出来る限り実物をわざわざ見に行く。
2022年は沢山描いて創って、わたしのことを知らない人たちに作品を見てもらいたい。
そのために自分から湧き上がる感情と向き合う覚悟が必要だ。
それは自分を通して問いかけてくる、何者かの声かもしれないのだから。
紅と白 30代最後の日に描いた絵
野生の女
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