⑩[介護ライブレポート]一ヶ月ほど経ちました

介護ライブレポート⑩一ヶ月ほど経ちました
我が家の在宅一人親問題

義母の入所する候補先が、2つほどできました。
本命はケアハウスですが、順番待ちの状態です。
このような入所待ちの場合、入れる時期はわかりません。
特にその施設が「終の住み家」である場合は、長引くことも多いようです。

ケアハウスの入所の順番待ちに申し込んでから、約一ヶ月が経ちました。
中弛み(なかだるみ)の状態でしょうか。
ひととおり候補先も探し、良さそうな所に訪問しました。
今は第一候補の順番待ちに落ち着き、時間だけが過ぎていきます。
義母はいつまで一人暮らしができるのか?候補先2つだけでいいのか?
いろいろな不安は浮かんでくるのですが、サクサク行動できていません。

このレポートは人名や施設を特定できぬように配慮していますが、起きている内容は、ほぼ事実を報告しております。
現実は、そうそうドラマチックな出来事が起こらない時期もあるのかなと実感しています。
この一ヶ月のように。

ケアハウスにTELを入れてみました。
一ヶ月で動きがあったかどうか、今の順番は変動したかどうかを知りたかったのです。
ご施設からの返答は、「動きなし」でした。
本命のケアハウスは、いつになるかはわからない状態継続です。

もうひとつの選択肢である老人ホームはいつでも入所できますので、こちらで決めてしまおうかと何度も思いました。
宙ぶらりんの状態は不安が多く、とにかく楽になりたかったのです。

そのとき、ケアハウスの担当の方からTELをいただきました。
このケアハウスの関連施設のショートステイに空きができたので、ここの入所を考えてみてはどうかと言うご提案でした。

ショートステイは特養の中に併設されており、原則30日が入所期間の限度なんですが、事情によって「更新」できるため、とりあえずここに入ってみてはということでした。
もしも、介護度が悪くなったとしても、特養と併設されているので、スムーズに移行できます。
早速、特養とショートステイの施設を訪問し、詳しい説明を受けました。

問題は2つ。
ひとつ目は、ショートステイ・特養ともに、全室個室なんですが、トイレが共同になること。
ふたつ目は、利用料がケアハウスに比較して、1.8倍ほどになることでした。

夜中に何回もトイレに行く義母は、部屋にトイレが欲しいことを何回も言ってました。
どうしようか?

と、そのとき、ふたたびTELが鳴り、ケアハウスの担当の方から再度連絡が入りました。
内容は、近くケアハウスに空きができそうであること。しかし、時期ははっきり確定できないこと。
だから、それまでショートステイに待機入所してはどうですか?との連絡でした。

理想的な形になりました。まさに、劇的な展開です。
こんな形で、進展することもあるのですね。

早速、義母に連絡し、この形で進める了承をもらいました。
ショートステイの入所時期については、半月ほど時間をいただき、準備をすることにしました。
義母の移送作戦をじっくり練ることになりました。

[今回のポイント]
短期入所施設と最終的に入所を希望する施設を組み合わせて考える、いわゆる「合わせ技」は考えつきませんでした。
目的の施設が順番待ちで、入所時期が不明の場合に、短期入所で待つパターンです。
今回は、ケアハウスの担当の方の提案で、このパターンの勉強ができました。

ただし、この場合には少しだけ注意する点があります。
それは、短期入所先(ショートステイ)が延長する可能性があるため、この施設の責任者の方が事情を理解していることです。
今回は、関連施設だったので、責任者同士が直接連絡を取り合い、受け入れを了承いただきました。

入所する方の一人暮らしが限界に近いケースでは、とりあえず短期入所先に緊急避難し、「終の住み家」の入所を待つパターンも選択肢としてあり得ると思います。

以上

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