あみものたいむ、を始めるきっかけ。なぜ「出張」なのか?①

久しぶりの投稿となってしまいました。
時間の使い方をもっと考えなければ、と
反省しきりの2018年。

明けて、2019年。
長年考え、温めてきた思いを形にすべく
先日、Facebookページを作成し 
同時にInstagramでも『決意表明』をして
退路を断ったところです(笑)

温めてきた思いを形にしていく方法として
ふたつの方法に取り組むこととしました。
そのうちのひとつが、私が相手の元に出向いて
一緒に編み物をする、という「出張」です。

なぜ「出張」なのか?
きっかけは次男です。

手前味噌で恐縮ですが
我が次男は、小さいころからお友達に恵まれたおかげで
人と人の間に立って仲立ちをするようなタイプになりました。
大学院1回生になった現在も、同じ役回りのようですが(苦笑)
小学校の担任の先生に、よく言われたものです。
「〇〇くん(次男)は、クラスにいてくれないと困る存在です。
例えば、AくんとBくんだけなら、絶対に遊ばないのに
〇〇くんがいると、仲良く遊べるんですよ」と。

そんな次男が、小学校4年生のとき。
もうすぐ5年生、クラス替えを控えて
クラスでお別れ会をすることになり
その出し物の準備を、同じ班の子みんなですることになりました。
それをHちゃんという女の子の自宅ですることになり
初めて、Hちゃんの自宅にお邪魔した次男。
そこに初めて出会う年下の男の子がいたのだそうです。

そして、お開きの時間になった頃
Hちゃんが次男だけを呼び止め
「〇〇くんだから話すんだけど」と。
その年下の男の子は、Hちゃんの弟だということ、
その時点で、もう1年半近く
学校に行けていない、いわゆる不登校の状態であったこと、
この日、次男と遊んだことがとても楽しくて
また遊びたい、と言っていること。

家に帰ってきて次男は
このことを私に話してくれました。
「今度、遊びに行ってもいいかな?」

それから次男は、数回Hちゃんの家に遊びに行きました。
そしてしばらくたって
Hちゃんの弟は、自ら登校し始めました。

Hちゃんの自宅で、どんなふうに過ごしていたのか
本人には詳しく聞いていません。
もっとも、保護者同士は連絡を取り
失礼がなかったことは確認していましたが
次男のことですから
自分の仲良しのお友達と遊ぶ時と
全く同じだったと思うからです。
Hちゃんの弟が登校するようになったきっかけが
次男だったとも思っていません。
ただ、それまで自宅で家族以外と接していなかったところへ
次男が、ご家族以外のコミュニケーションを取る相手として
久々に現れた、というのは事実で
Hちゃんの弟が、それを自ら喜んで受け入れたのも事実で。

私は『学校に行く』ということが
必ずしも正解だとは思っていません。
学校という、かなり限定された集団生活は
メリットもデメリットもたくさんあると思っていて
もちろん、学校で大勢のみんなと
コミュニケーションを取るからこそ
学べることもたくさんあると思いますが
自らを守る手段として『学校に行かない』という選択も
ありだと思っています。
だけど、この世に生きている以上は
みんな、どこかで家族以外の誰かと
コミュニケーションを取らないと過ごしていけないわけで。

私は、次男の行動が本当に嬉しかった。
次男がそんな人間に成長していっていることが
心底嬉しくて、頼もしかった。

次男の長所を、そのまま
大人になっても持ち続けていられるよう
サポートしていくのが
母親である私の責務だと思ったし
同時に、私自身が次男をお手本として
人との接し方に配慮していかなくては、と
考えさせられたものです。

この頃は、私自身が
いわゆる子育て(私はこのコトバはあまりしっくりきてないのだけど)
真っ只中。
まだまだ、自分と家族だけでいっぱいいっぱいだった頃。

でも、思えば
今やりたいと思っている事の全ては
ここから始まっている気がしています。


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