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明日の自分を想像し、日々を過ごすことの大切さ
【明日を楽しみに生活することの大切さ】
私は、長期入院の経験がある。
長女・次女ともに、妊娠から出産までの9か月間、ずっとパジャマで、
点滴しながら、天井を見る生活。
限られた空間、狭いロッカー。
食事の心配もなく、一年を通して室温も保たれ、
何かあれば看護師の方も来て下さる、安心できる環境。
けれど長期の入院は、辛く、苦しく……
日々当たり前に出来ていたことができないことの、悲しさ、せつなさ。
「普通の生活」が、どれほど有難いことなのかを痛感させられた。
せっかく主人や家族が面会に来てくれても、いつもパジャマで。
気持ちの切り替えも出来ない、毎日。
そのような日々の中で、私を支えていたのは
「明日の自分を想像し、日々を過ごすことの大切さ」
![](https://assets.st-note.com/img/1708166737127-NbrbWhSRdx.png?width=1200)
私は「子どもを育てる!」という未来が描けていたから、
辛い状況も乗り切ることができた。
【あの頃、私が行きたかった場所…それは…】
長い入院生活で、私が行ってみたかった場所。
皆さんは、どこだと思いますか?
病院の窓から見える、交差点の角の小さなコンビニ。
コンビニには、なんでもある。
コーヒーも、お菓子も。雑誌も。
病院では絶対に出てこない、ジャンクフードも…(笑)
そして、ちょっとした化粧品から文房具まで…。
特に次女を妊娠した時、幼い長女が主人とお見舞いに来た時には、
小さな手をひいて、一緒に窓から見えるあのコンビニに行き
好きな物を、一緒に買いたかった……
そんな…ささやかな事も、ずっと叶わなかった……
ずっとパジャマ。
外出許可もおりない、点滴の日々では……
このnoteを打ち込んでいる今も、
誰かが、どこかで、私が経験したような状況なら…
どんなに、苦しくつらいであろう…
それは、体だけでなく、そう「心」。「心が、痛いんだ!」
【高齢者施設は、どうだろう…】
高齢者施設は、生活していく上での安心、安全が保たれいる。
自分の家として。居場所として。拠り所として。
![](https://assets.st-note.com/img/1708166854837-x4YbZo1jzi.png?width=1200)
「衣食住」のうちの「食」・「住」は、
見た目や栄養も満足がいく食事として、
設備が行き届いた施設環境として、申し分ない。
けれど…、みんな一緒。
その中で「衣」については、どうであろう…。
洗濯後の乾いた順番で、同じ衣類のルーティーン。
アイデンティティにも関わる「自分らしさ」は高齢になるほど、
望めなくなってしまう。
そしてもう一つ、日々現実と向き合うことの不安。
入居している方々は、日に日に弱っていく先に入居した方の姿を目にする。
いつも元気な姿を見せていた人が、今日は談話室に居ない。
そんな日もあるだろう。
否が応でも、自分の何年か先の現実を目の当たりにしているのだ。
私が届けたいのは、ほんの少しでいい。
私が入院中に感じていた、あの気持ち……
『ほんの少し、気持ちが上がるきっかけ』
食べる物も一緒、施設内での決まりやルールを守りながらの共同生活。
そのような中で、
いつもは着ない、明るい色の洋服。
デザインが素敵な洋服。
持っているアイティムと、コーディネートできる洋服。
肌ざわりの良い素材。
自分らしさを出せる喜び、自由に選べる幸せを
ファッションを通して、味わっていただきたい。
そして、洋服だけでなく、心躍るワクワク感と一緒に
ほんの少し気持ちが上がるきっかけを、届けたいんだ!
「自分らしく、明日を楽しみに生活すること」を
「ファッション」を通して、叶えていきたいんだ!
私が「大人のための、いたいの、いたいの、とんでいけ!」を
形にして届けたいと目指しているのは…
自分が経験した、とても、とても、苦しく・つらかった
あの頃があるから……
今も、苦しんでいる方、辛い方の状況を
ちっぽけな私が、変えて差し上げることなど、出来ないけれど
少し前に向けるきっかけを、作れることができたら……
それが、私を
「高齢者向けファッションレンタルサービス」起業へと
突き動かしている。