マガジン

  • ため息の椅子だより

    「ため息の椅子」が不定期で発行するフリーペーパーです。

  • はれるに荘文芸部

    • 19本

    何を書いてもいい、何を読んでもいい。書かなくても、読まなくてもいい。 ここに書いたものを置いておくと、いつか誰かの何かになるかもしれないもの。

  • 掌歌集

    ちいさなおまもりのような歌たち。

  • 森と湖

    徒然なるままに書き綴ったエッセイ的なフリーペーパーのまとめ。

最近の記事

ため息の椅子だより 2

たいしたことは書いてませんが、印刷して読むといいことがあります(たぶん)。

    • 沈黙

      もうおしゃべりな自分は卒業する。 ぜんぶノートに書いて、詩にする。 見せるものは詩集と個展と朗読だけ。 いまはそんな気持ちでいます。 noteもSNSもYouTubeもラジオもしばらくお休みします。 詩集作り、がんばります。

      • ため息の椅子だより 1

        ゆっる〜いお手紙です。 そのまま読んでも、印刷して読んでも🙆‍♂️

        • はじめての個展を終えて

          先週木曜、はじめての個展を終えました。 会場は、廃校をリノベーションしたカフェであり障がい者の就労支援を行うhikari no café蜂巣小珈琲店のギャラリー。 『解く』というテーマで、これまでに作った短歌や詩、すこしの絵と写真を展示しました。 私は双極性障害という躁状態と鬱状態を大きい波のように繰り返す精神疾患を抱えていて、過去4回の精神科入院を経験しました。 特に、強い焦燥感に襲われるなか身体拘束に耐え続けたことは、人生で最も地獄を感じた経験でした。 どんなに叫んでも

        ため息の椅子だより 2

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        • ため息の椅子だより
          2本
        • はれるに荘文芸部
          19本
        • 掌歌集
          5本
        • 森と湖
          3本

        記事

          昨日の日記 はれるにのこと

          昨日ははれるに荘だった。 仕事がおわってからしばらく時間があったので、はれるにの前にすこし久しぶりにSHOZOに行った。 ひろかさんがぱあっと笑顔で迎えてくれてうれしかった。元気さんはいなかった。またこんど。 わたしはSHOZOに行くといつも本棚の本をいくつか選んでぱらぱらと読むのだけど、昨日それで出会った永井宏さんの『marguerite marguerite marguerite 伯父さんはマーガレットの花びらをプロペラにして空を飛んだ』という詩集がとてもすきな感じだ

          昨日の日記 はれるにのこと

          結局今日も泣いちゃった 聴く人になるって書いたのにな

          結局今日も泣いちゃった 聴く人になるって書いたのにな

          涙を聴く

          私が泣くのは 叫びであり訴えだった 自分ばかりが被害者であるような態度で 苦しい苦しいと泣いてばかりいた ねえ わたし そういうのはもうやめにしようよ 私が声をあげて泣いていると まわりの人の泣いてる声に気づけない 私はもう十分泣いたじゃないか これからは私が聴くんだ だれかの涙を 私が聴く それがきっと 私のほんとうの仕事だ

          涙を聴く

          ゆってぃになろうかな

          ゆってぃになろうかな

          ひとりミュージカルごっこ

          かなしいのは、家族に汚いものを見たような目で見られること。 夜に踊っていても、ねえ、だいじょうぶだよ 躁じゃないよ ほら、薬もちゃんと飲んだよ おかしくないよ 私は普通にミュージカル映画が好きだし、歌い踊るのって動物の生活でしょう? 弟はミュージカルが嫌いだ。 なんでみんなそんなに真面目に働いているんだろう。 なんで人間だけが、こんなに冷たいものを好むんだろう。 まあわたしも今、冷たいスマホの画面をなぞってるけど。 私はもっと、太陽を浴びて歌いたい。 厳しい訓練を受

          ひとりミュージカルごっこ

          また落ちている

          最近また気持ちが落ちている。 鏡を見なくても、暗い顔をしているのがわかる。 嫌な考えが浮かんで、脳みそを占拠する。 生きていることが鬱陶しい。 何かしたいのに、何をすればいいのかわからなくて、ああでもないこうでもないと悩んでも何も浮かばなくて、疲れてしまった。 仕事で立っているのもしんどい。 今日もまた、退屈なまま終わってしまう。 せめてもの抵抗として、こうして書いてみる。 書いたって、それが何になるんだって思っちゃうけど。 TikTok見続けるよりはいいかと思って。

          また落ちている

          自分だけの仕事がしたいのに

          違和感がいよいよ無視できなくなってきた。 ここ最近ずっと「カフェの仕事は飽きた」と感じていて、自分はもっと他にやるべき仕事があるんじゃないかと強く思うようになっていた。 毎日そのことを考えて、じゃあ何をしたいのか、ぼんやりとは見えてきているのだけど、それが仕事になる道のりはするっといくものではなさそうで、だから毎日仕事に行くしかなくて、つまんないつまんないと思いながらただ時給を発生させるための時間として生きていた。 それが、やっぱりとてもストレスだったみたいで、昨日ふとした

          自分だけの仕事がしたいのに

          牡牛座「エネルギーを生ききる」

          はれるに荘文芸部のはるかさんが、石井ゆかりさんの本について書かれていて、実は私もつい最近石井ゆかりさんの本を買ったので、その話を書こうと思う。 占いって、心底信じてるタイプではないのだけど、つい気になって読んでしまうのは、きっと自分のことにすごく興味があって、生き方のアドバイスが何でもいいからほしいからなんだろうな。何も見えない未来へ突き進むのは不安しかないから、占いという杖をもらう。 私が買ったのはこれ。 石井ゆかりさんの書く占いは物語的で、心に届くから、占ってもらう

          牡牛座「エネルギーを生ききる」

          はれるに荘文芸部の部員になったよ

          はれるに荘文芸部が発足した。 今までずっと、書くっていうのはひとりだけでやるもんだと思ってやってきたから、こういう場所にいさせてもらえることがとても嬉しい。 ひとりだけど、ひとりじゃない。 自分を受けとめてもらえるあたたかな場所。 そんな場所があったらいいなあと思っていたら、見つけることができた。 そこには、出会いたかったひとたちがいた。 出会えたことが、なんだかとても自然なことのように思えるのだ。

          はれるに荘文芸部の部員になったよ

          2024.2.1 目標は見つけた。でもそのためにどうすればいいのかはわかんないから、とりあえず書く。

          仕事をすぐに辞めたり、精神科に何度も入院したり、 絶望を繰り返した結果、 なにもかもを諦めるようになって、 そしたら生きる意欲がなくなった。 こんな退屈な人生を いつまで続けなくちゃいけないんだって 希望のない日々に苦しくなっていた。 全部諦めた方が楽だと思ってたけど、 諦めたら光が全く見えなくなってしまった。 どうにか生きることに喜びを見出そうと 短歌を頑張ろうとしたり、 ダンスを習ってみたり、 文章を書いてみたり、 ギターを弾いて歌ってみたり…… もがいてみたけど、

          2024.2.1 目標は見つけた。でもそのためにどうすればいいのかはわかんないから、とりあえず書く。

          2023.7.8 痛みを前に、私たちは絶対的に孤独だ。

           昨日の夜、また泣き叫んでしまった。とても苦しかった。  動物たちの残酷な犠牲のこと。知ってしまった事実のむごさに耐えられなかった。  私たちは誰も、動物たちも含めて、誰も、痛みから逃げられない。そして、痛みは決して共有できない。どれほど痛いかは、その人にしかわからない。  痛みを前に、私たちは絶対的に孤独だ。だからみんな残酷になれる。  世界中に今も、これからも存在する痛みのことを考えると、私は苦しくてたまらなくなる。そして、生きていることがものすごく怖くなる。でも、

          2023.7.8 痛みを前に、私たちは絶対的に孤独だ。

          掌歌集『やさしい闇』

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          掌歌集『やさしい闇』