メガネ業界の裏話～メイドインジャパンの危機?～

メガネ産地は世界各地にあります。フランス、オーストリア、ドイツのフレームも有名ですが、世界三大メガネ産地となると、イタリア、中国、日本だと言われています。

デザインのイタリア
大量生産の中国
技術と品質の日本

日本眼鏡の品質は世界的に知られており、現在では引く手あまたの状況です。メイドインジャパンの底力というか、メガネ産地鯖江で長年苦労してきた業界の皆さんの力あってこそ。

ところが、鯖江の眼鏡業界では今、危機感が広がっているそうです。原因は「メイドインジャパン」では無い「メイドインジャパン」の存在なんです。

※鯖江の工場設備を買い取った海外企業が、製造上の技術不足を補うために外国人のバイト従業員に作らせているメイドインジャパン。

※海外でパーツを製造し、日本で処理して、海外に再出荷されたメイドインジャパン製品。

こうした製品が出回れば、技術、品質、素材の面での劣化は免れず、結果として、日本メガネのブランドが崩壊してしまいます。そこで、福井県眼鏡協会では新たな認定基準を作り、違反した事業者は福井県眼鏡工業組合から除名するとのこと。

眼鏡公正取引協議会による「メイドインジャパン」の定義から逸脱した製品が国内で流通している事実を基に、違反事業者を除名処分にするとともに、全国の小売店にも不確かなメイドインジャパン製品の販売を控えてもらうよう働きかけていくそうです。

ちなみに当店の日本製フレームは、鯖江メーカー直送、ホンモノ(?)のメイドインジャパンですので安心してください。グローバル化した世界では、色んな分野で予測もつかないことが発生するんですね。ビッグメガネでは、製品の製造国を常に、お客様へお知らせしています。

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