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「京都の桜 少しまとめてみました」 SNS担当が回った2023年の桜ベスト【その2】
みなさん、引き続きこんにちは。
彌榮自動車note編集担当でございます。
今回は前回の記事に引き続き、FacebookとInstagramも兼任している担当者が昨年春訪れた京都の「桜の名所」の中で、ここぞというところをご紹介させていただきます。ちなみに前回の記事はこちらをご覧ください。
今回は、京都の桜の名所で「魁」といわれる魁桜でも知られる平野神社。どうやってこの写真を撮ればいいのだろうか…と悩みあぐねるくらい多くの人で賑わう祇園白川。アクセス手段が限られることから知る人ぞ知る、そして京都市街を一望できる将軍塚青龍殿。最後にちょっと京都を飛び出して幻想的な夜桜を味わえる琵琶湖疎水をご紹介いたします。
平野神社
まずは担当者がいつも訪れる平野神社からご紹介いたします。
平野神社は京都市北区にあり平城京に祀られていたものを平安遷都にあわせ現在の地に遷(うつ)したものとされる由緒ある神社です。
本殿は江戸時代前期の建築で、比翼春日造または、その名から「平野造」と呼ばれていて、非常に価値の高いものです(重要文化財指定)。
その平野神社。
やはりこの時期は「洛北を代表する桜の名所」としても知られています。
今回はその中でも東側の通り(平野通り)から見た桜と、魁桜についてご紹介いたします。
なお、既に鳥居の時点で桜が溢れています(この写真は2022年に撮影)。
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実は担当者が平野神社に足を運んだ際に楽しみなのがこの景色。
見上げると「あぁ…なんて贅沢なんだろう」と思うわけです。
みなさんも訪れた際はまず見上げてみてください(特に青空の時はおすすめです)。
そしてそのまま参道を進みます。
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朱色の灯篭に囲まれた参道を進むだけで桜の大歓迎を受けます。
そして、屋根に乗る桜も絵になるのがこちらの密かな愉しみ。
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そしてそのまま進むと見えてくるのがこちらの枝垂桜。
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とても立派な枝垂桜です。
そう、こちらが「魁桜」です。
もっと近づいて、間近から見るともっと素晴らしい景色が待っています。
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桜のシャワーにいるような、そんな気分が味わえます。
担当者としてはもっと晴れてるときに来たかった… そう思えるくらい、実はこれで青空だと最高のコントラストがなのです! 写真がお見せできないのが本当に残念です…(T_T)
ではなぜこちの桜が「魁桜」なのか。
諸説あるようですが、京都の桜の見ごろに一足早く見頃を迎えるから、という説をいちばんよく聞きます。
確かに、京都市内の桜を見ていると、河津桜の次にワンテンポおいてから魁桜が咲き始め、見頃を迎えだすことろに他の桜が一斉に色づき始め、そしてほかの桜が真っ盛りのころにはピークを越えているという印象です。
ということは、時期を合わせると両方の桜の見どころを味わえる、時期をずらして敢えて2度味わうという、それぞれの愉しみ方がある平野神社です。
【平野神社へのアクセス】
・京都市バス「衣笠校前」徒歩約3分
・京都駅からタクシーで約25分
祇園白川
次はこれぞ東山の王道、祇園白川の桜をご紹介します。
東山の王道といえば、みなさんどこを思いつかれるでしょうか。
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「ザ・京都」といわれる産寧坂から法観寺(通称「八坂の塔」)との桜もい素晴らしいですし、円山公園の枝垂桜も壮観です。
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ただ、担当者はどうしても撮りたい場所がありました。
それが祇園白川にある巽橋から見る桜でした。こちらも「祇園+桜」などで検索すると出てくる写真です。
場所は巽橋のたもと、南側から北を望む画なのですが、人が多いのは明らかなので、どうしたらいいだろう…と思案しました。そこで出てきた結論が「じゃ、早朝に行ってみよう!」という、観光シーズンや雪の時にカメラマンあるあるのちょっと安直な結論でした。
ということで、夜明けのタイミングに合わせ現地に到着。
その時間は6時半前…その時点でも写真ではお伝え出来ないくらい、多くのカメラマンが。
正直、ここまで多いのは蹴上インクラインの時(2021年春)以来です。
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やはり綺麗な風景を収めたいというのはみなさん同じ。
ということで、担当者も祇園の朝の光景を収めながら様子を伺います。
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しばらく待つことしばし、ようやくそのチャンスはやってきて収めることができた様子がこちらです。
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これがお届けしたかった光景です。
とはいえ、時間は朝の6時過ぎ、もしお写真をということをお考えのみなさま、夜明けすぐの撮影をお勧めいたします。
将軍塚青龍殿
次にご紹介するのは将軍塚青龍殿です。
こちらは青蓮院の飛地境内としても知られていて、東山の山頂に将軍の像(一説には坂上田村麻呂とも)を埋めた塚、いわゆる「将軍塚」があることから、一般的には将軍塚としても知られています。現在は10年ほど前に京都府警察が使用していた武道場を移築した青龍殿に、青蓮院から国宝の青不動を安置しています。
そして、こちらからの景色がまさしく「東山山頂からの舞台」と言わんばかりの光景で、一年通して様々な表情を愉しめます。
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そして、何よりこの時期は境内に咲き誇る桜が綺麗なのです。
では、受付を済ませて先へ進むこととします。
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拝観受付を終え、真っ先に入るのがピンクと緑のコントラスト。
そして、少し風が吹くと東山山頂ということもあり、爽やかな風が流れていきます。その時の桜吹雪がこれまた何とも言えません。
そして青龍殿前にやってくると、とても立派な枝垂桜が出迎えてくれます。
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やはり枝垂桜のいいところはそれぞれの目線の先に、色々な表情が愉しめること。青龍殿の前に佇む1本の枝垂桜でここまで存在感を味わえるのはとても素敵なことだと思います。
そして舞台に出るとこれまた綺麗なのですが、今回は割愛して展望台に進みます。ちなみにその道中も桜吹雪のことろはこのような景色です。
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庭一面が桜の花びらで覆われます。
そしてよく目を凝らすと…
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まるで季節の引継ぎをしているかのような素敵な光景が。
担当者がいつも思うことですが、桜が多くの人を惹きつけるのはその儚さにもあるのではと思う、そんな光景も華やかさと同時に感じることができます。
そして、展望台へ移動します。
ここからの景色もこれまた素晴らしいのです。
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そして、担当者がいちばん好きな景色がこちら。
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京都の街の光景に、深い青空・新緑・パステルカラー。
なんて贅沢な組み合わせ! ぜひ晴れたときにを狙って訪れてみてはどうでしょうか。
ちなみに…展望台から南を望むとこんな景色も見ることができます。
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桜は見えませんが、なんと奥には大阪市内のビル群、そして左側にある男山からうっすらと、そしてにょきっと見えているのが、2023年11月まで日本最高の300mを誇った「あべのハルカス」です。
こちらは交通手段が原則、自動車かバスでしか訪れることができないので、隠れた名所になっています。市街の喧騒とは違い静かに、そして爽やかな風を感じながら春を感じることができる将軍塚青龍殿、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【将軍塚 青龍殿へのアクセス】
・京都駅からタクシーで約25分
・シーズンによっては京阪バスの季節運航もあり、詳細はホームページでご確認ください
琵琶湖疎水(びわ湖第一疎水)
あっという間に最後になりました。
最後にご紹介する場所は、京都から飛び出して「琵琶湖疎水」の桜をご紹介します。
琵琶湖疎水といえば、明治維新で東京奠都が行われ、それまでの栄華を誇った京都が大きく衰退したことで(なんとそのころは「狐狸の棲家(こりのすみか)」と評されたほどでした)、産業振興を行わねばという一連の動きの中で行われた一大事業でした(そのほかは京都勧業博覧会、市電の開通などがあげられます)。
当時最高峰の土木技術の粋を集めたこの事業では、琵琶湖と水運を繋ぐとともに、水の供給、そして水力発電の開始など、様々な影響を与え、今でも京都市民の多くが水道から口にする水は琵琶湖疎水のおかげといっても過言ではありません。
京都市内にも琵琶疎水と桜の組み合わせで知られた名所は数多く、例えば
通称「岡崎疎水」や「蹴上インクライン」などが代表例です。ただ、今回はそこから大きく飛び出して、琵琶湖近くの名所をご紹介します。
それが「びわ湖第一疎水」の「大津閘門(こうもん)」近くから見た桜です。担当者が訪れることになったのが「異様にきれいな夜桜とトンネルのポスター」を目にし、「どこだろう…?」と思ったのがそのきっかけ。早速仕事帰りにびわ湖までドライブしてきました。
こちらは専用駐車場がないため、近くのコインパーキング(または京阪井石山坂線「石山寺駅」から徒歩)に車を停めるのですが、もうすでに先の景色がわくわくさせてくれます。
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もう先は桜であふれているんだろうと、足取りも軽くなります。
そして、現地につくと、やはりその期待を裏切ることはありませんでした。
それがこちらです。
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もうびっくり。
俗人的な表現で恐縮ですが、「綺麗すぎやしませんか?」と言わんばかりの景色。そして、しっかりポスターと同じような構図も収めることができました。
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そして、訪れたときは晴天。
お月様もばっちりと見えていました。
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ちなみに、びわ湖が近いため、風が通ると少し肌寒く感じます。
薄手の羽織るものを片手に訪れることをお勧めいたします。
【琵琶湖疎水(びわ湖第一疎水)へのアクセス】
・京阪京津線「びわこ浜大津駅」からタクシーで約5分
・京阪石山坂本線「三井寺」徒歩約5分
(近くに若干コインパーキングがあります)
いかがでしたでしょうか。
最後は京都から飛び出してしまいましたが、昨年の桜をまとめてみました。
もうすぐ京都も彩り豊かなパステルカラーに囲まれる季節がやってきます。
京都を訪れるみなさまにとって、最良の景色と出逢えることを願っています。
それでは、今回も少し長くなってしまいましたが、こちらで失礼させていただきます。また次回みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。