玉ネギが値下がりするかもしれません ~最も正確な情報~
最近の野菜関連の話題と言えば、玉ネギに尽きると思います。自分のお店では、他店よりも若干安く売っているので、五割を超えるお客さんが玉ネギを買っていきます。
例年ですと、今頃は佐賀の新玉ネギが潤沢に市場に溢れ、北海道の玉ネギとバトンタッチしていくのですが、今年は佐賀産の新玉ネギが全然増えてきません。これは自分の考えがですが、恐らくコロナの影響で飲食店需要が見込めないので、そもそもの作付けが少ないのでは?と思います。市場の玉ネギ担当者に確認はしていません。
自分が最近市場で見た玉ネギの値段で、1番高かったのは20kg箱で10000円です。実際の流通価格は20kg箱で7000円~8000円といった感じです。例年ですと2000円~2800円くらいなので、仕入れの段階でいかに高いか、おわかり頂けるかと思います。
ただ、ここで一筋の光が見えてきました。
それは関東近在の玉ネギ産地からの出荷が始まった事です。一昨日から千葉県産の新玉ネギが東京の市場に現れ始めました。
自分もこれを見てホッとしました。
あぁー、救世主が現れた!
まだまだ本格的とはいえませんが、千葉県産をメインに栃木県産、群馬県産と次々出荷されてくると思います。その後、淡路島玉ネギにバトンタッチしていきます。今年の北海道産玉ネギが無事収穫されれば、この玉ネギ騒動は終わりを迎えます。
北海道産の玉ネギは晩夏から出荷されますから、それまでに、去年の様な干ばつ、天災、天候不順が無いことを祈るばかりです。
まだまだ劇的に下がるといった事はないと思いますが、一旦は落ち着いてくると思います。
ただ、自分はこの玉ネギ騒動が、未来の日本の姿、高級化する野菜の始まりの様に見えて仕方ありません。
今回は玉ネギ高騰中に、千葉の新玉ネギが救世主に見えたよ、というお話でした。