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青果市場速報!開市場日!初競り!

本日は開市場日で初競りがありました。今年の最初の相場はどんな感じでしょうか?

早朝、八百屋仲間や競り人と挨拶を交わし競り場へ。

広い競り場には毎年初競り恒例の宝船が鎮座していました。 これは色々な野菜で組み上げられ、毎年恒例の縁起物です。

船頭には干支の虎ちゃん
組合わされた様々な野菜

機会があれば、大きいショッピングセンターやスーパーマーケットで見られるかもしれません。ちなみにこれらは競りにかけられ、小ぶりは15万円。大きい物は50万円で競り落とされていました。

昔は原木椎茸の飾り鉢植えが並んでいましたが、今では並ばなくなりました。ネギを納めていた地元の蕎麦屋に新年の挨拶にお年賀で持って行くと、大層喜ばれた記憶があります。

競り場には、野菜は多くも無く少なくも無く。やや少ない感じでしょうか。昔は、笹に初荷と書いてある札が品物に刺さっていたりしましたが、最近は見ません。

今年はコロナの影響で、新年の挨拶と手締めがありませんでした。一つずつ、昔の初競りの光景が失われていくようで寂しい気もします。

相場的には、年末よりかはやや安い感じでしょうか。ネギがやや少ない感じがします。霜・雪の影響でしょう。でも、急激な値上がりまではいかないと思います。

市場に居る時、卸売り会社のキャベツ担当の人からキャベツを沢山買ってくれと早々に電話があり、あー、新年から荷物がダブついてるんだなと。

産地のお正月が終わり、関東は寒いながらも天候が温暖で安定しているので、本格的に出荷が始まれば、全体的に相場が下がりそうな気配がします。

新年、最初はお客さんもまだ食材に手持ちがあるので通年はそこまで忙しくありません。コロナも相まって、新年の傾向はとても読み辛いですね。今は時代の変わり目ですから、お客さんの消費の傾向の変化を敏感に捉えながら、長年の経験を元に臨機応変に対応していきたいと思います。

今回は、初競りもだんだん昔の面影が無くなってきて寂しさを感じるというお話しでした。

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