緊急考察 魚民白菜虫混入問題
11月15日、魚民のモツ鍋に小さい虫が入っていたというニュースがありました。自分は画像を見た瞬間にあーあれだわと思いました。
長年、野菜を扱っていると色んな事に出くわします。白菜は露地物で、色々なコンディションの物があり、中には虫が付いている物もあります。主なものはイモ虫や小さいアブラムシです。
白菜に着いたアブラムシは特に厄介で、外葉だけでなく中深くまで入り込む事が多いです。本当に小型&しがみ付いているので、軽く水洗いしただけでは取れません。
最近はあまり見かけなくなりましたが、市場でアブラムシ付きの白菜が見つかると、出荷されずに廃棄されてしまいます。温暖なお天気続きだと害虫も活発になるので、この現象が多い記憶があります。
自分の推測ですが、今回は魚民のセントラルキッチンにこのアブラムシ付きの白菜が出荷されてしまい、キチンと洗浄されたもののたまたま数枚の白菜に挟まっていたアブラムシが洗浄しきれず、その白菜が料理に使われてしまったという事だと思います。白菜の断片の間に潜んでいれば、発見出来ずにそのまま調理してしまうでしょう。
あれだけの量のアブラムシなら、恐らく外葉にも付いてるはずなので、魚民に納入する時、自分なら白菜の玉の状態で、ん?この白菜はおかしいと瞬間に思うはずです。
いずれにせよ、業者が白菜を納入する時、洗浄する時、調理する時、お客さんに提供する時と、検品出来る機会は何段階もあると思うので、やはりイージーミスであるということは否めません。