採れたて旬野菜を食す サツマイモ🍠
食べ物を通じてつながる人に、幸せと健康を届けたい
収穫時期や旬、そしてその野菜がもつ本当の美味しさと栄養を知る事ができれば、更に美味しく味わう事ができる
さつまいもの旬は‘’秋‘’のイメージだが…
スーパーでは焼き芋を年中販売するようになったが、本格的に売れ出すのは9月に入ってから。子供のころ、芋ほり体験をしたのは秋ごろだったこともあり、サツマイモの旬は秋だと思い込みがち。
だけど本当にサツマイモ食してもらいたいのは晩秋ごろから。収穫されるのは8~11月頃でも、2~3か月ほど貯蔵させて甘くおいしいサツマイモになってからが出荷のピーク。
産地や品種によって違いもある。
・鹿児島県・・・関東よりもやや早く9~11月ごろ
(薩摩の芋)なので、いわゆる本場。生産量全国1位。芋焼酎の原料、加工用としての栽培も多いのも特徴。もちろん食用の紅はるか、紅さつま、安納芋、黄金千貫など多くの品種が栽培されている。
・茨城県・・・12~2月
生産量2位は茨城県。干し芋用のさつまいもの他にも早期肥大型の紅あずまや、糖度の高い紅はるかなどが栽培されている。
・千葉県・・・12~2月
紅あずまや紅はるか、紅こまちなどが栽培されている。
ほくほく系・ねっとり系・しっとり系
主流は、ほくほく系の「紅あずま」や「なると金時」。福井の「とみつ金時」石川の「五郎島金時」もほくほく系。昔ながらの焼き芋って感じ。
紅はるか、紅天使、最近流行の種子島特産の「安納芋」はねっとり系。濃厚な甘さが特徴。スイーツや焼き芋で食べられている。
2012年から種苗の販売が開始されたばかりの新しいシルクスイートは、しっとり系。上品な甘さが人気の秘密。
焼き芋にすると糖度がたかいのは、紅はるか、安納芋、紅あずま、シルクスィー等が上位。サツマイモはゆっくり加熱すると甘くなるので、じっくり調理するのがおススメ。
サツマイモ の栄養
食物繊維やミネラル、ビタミンCなど体にうれしい栄養素が含まれている。サツマイモの糖質量は、いも類の中でも高めだけど、お米やパンなどの主食類との比較では低い方になる。そして低GI食品。食後血糖値が上昇しにくいので脂肪を体内にため込む作用を防ぐことにつながる。主食をさつまいもに置き換えることでダイエットに役立つ。
ダイエット中は冷やして食べるのがおすすめ。冷やすと、でんぷんの一部が老化して「レジスタントスターチ」に変化。レジスタントスターは腸内環境を整えるのに役立ちます。また切り口から出るヤラピンが腸の働きを促し、食物繊維との相乗効果で便秘の改善に効果的です。
風味と栄養がギュッと詰まった、旬野菜のおいしさを存分に味わってくださいね。
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